『劇場版ポケットモンスター ココ』が全国公開。当初、2020年12月25日(金)に公開される。
1998年公開『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』から始まったポケモン映画。2019年には、その記念すべきシリーズ第1作目が、『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』として、フル3DCGで上映されたことが記憶に新しい。
そんな人気シリーズの23作目となる『劇場版ポケットモンスター ココ』は、2018年の『劇場版ポケットモンスター みんなの物語』を手掛けた矢嶋哲生監督による完全オリジナルストーリーだ。
今までポケモン映画で描かれてきたのは、“トレーナーである人間とポケモン”との絆の物語。『劇場版ポケットモンスター ココ』では“ポケモンが人間を育てる”という新しいカタチの絆を描いた物語となっており、“親子の関係”がフォーカスされる。
物語の舞台となるのは、よそ者が足を踏み入れることを許さない、厳しい掟で守られたポケモンたちの楽園・オコヤの森。森の中を人間離れした動きで飛び回りながら、偶然冒険にやってきたサトシとピカチュウの目の前に姿を現し「コ…、コ」と名乗ったのは、ポケモンに育てられ、自らもポケモンだと信じる少年「ココ」だった。
ポケモンたちに囲まれて木の実を食べたり、木の上で居眠りしつつも、見た目は人間のココに対して、サトシは次第に「本当にポケモンなのか?」と感じはじめる。
そんな中、突然オコヤの森に危機が訪れ、ポケモンを助けて回るココだったが、彼自身も危ない目に。ココを間一髪のところで助け、彼が「父ちゃん」と呼んだのは幻のポケモン・ザルードだった。
なぜココはポケモンとして育ったのか?そしてザルードはどうしてココを育てたのか?2人の“親子の関係”から目が離せない。
そんなココの声を、映画『未来のミライ』で声優初挑戦ながら見事4歳の男の子を演じきった上白石萌歌が担当。ココを育てた幻のポケモン・ザルートは、映画『銀魂』に出演するなど、歌舞伎役者のみならず活動の幅を広げる中村勘九郎が声を充てる。
また、中川翔子、山寺宏一といった劇場版ポケットモンスターシリーズの常連2人の出演も決定している。
メインビジュアルには、ザルードに頭を撫でられて照れくさそうにしているココと、そんな二人を温かく見守るサトシとピカチュウ、ホシガリスが描かれている。そして、頭上の葉の間には幻のポケモン・セレビィの姿も。セレビィが物語にどう関わってくるのかも注目だ。