マルベリー(MULBERRY) 2020年秋冬コレクションが発表された。今季クリエイティブ・ディレクターのジョニー・コカの着想源となったのは、英国の黄金時代を築いた強い女性たち。彼女たちの纏ったワードローブに、モダンなアレンジを加えたコレクションを作り上げた。
ケープやダブルコート、リラックスフィットのスーツジャケットといった秋冬の装いには、英国の伝統的な制服に使われる装飾をミックス。金のボタンやロゼット、光沢のメダルなどをポイントにあしらうことで、ロイヤルなムードをプラスしている。
また赤のラインをアクセントに加えたケープには、“勲章柄”のセットアップをインサート。ウエストは一連の装飾と共通カラーのゴールドチェーンで引き締め、統一感をもたらした。
ジョニー・コカの愛するブラック×レッドのパンキッシュなチェック柄は、クラシカルなトレンチコートに合わせて、現代へとアップデート。同柄のタートルネックのノースリーブドレスは、計算されたアシンメトリーなフリルをあしらい、エレガントなムードへと引き寄せている。
英国のカントリーサイドへの魅力へと迫ったノスタルジーなチェック柄も登場。ロングジャケット×ワイドパンツ、ショートジャケット×ワンピースといった具合に2ピースでの着こなしが提案されている。
グリーン×ブルーのややマニッシュな細身のセットアップには、フリル襟にリボンを飾ったブラウスをさしこみロマンティックな印象に。腰元には、やや太めのベルトでウエストマークし、女性らしいシルエットをさりげなく演出している。
さらに、今回はブランドのシンボルカラーとなる“マルベリー グリーン”がコレクションのキーカラーとして初登場。ワードローブはもちろんのこと、今季シルエットをモダンにアップデートしたハンドバッグやウォレットといった、人気のレザーアクセサリーにも起用される。
2019年に発売された100%サステナブルな話題のレザーバッグ「ポートベロー トート」にも新作が。ラージやスモールなどサイズのバリエーションを加えて、店頭に並ぶ予定だ。