映画『おおかみこどもの雨と雪』は、『時をかける少女』や『サマーウォーズ』を代表作にもつ、細田守監督によるアニメーション作品。
映画『おおかみこどもの雨と雪』は、"おおかみおとこ"と人間との間に生まれた二人の<おおかみこども>が、時に楽しく、時に悩み傷つきながら、「自分の世界」を見つけ出すまでを描いたアニメーション。
物語の幕明けは、身寄りのない大学生の花が、人間の姿で暮らす“おおかみおとこ”と恋に落ちることから始まる。やがて2人の間には新しい命を授かり、雪の日に生まれた姉は<雪>、そして雨の日に生まれた弟は<雨>と名付けて、つつましくも幸せな日々を送っていた。
しかし突然、“おおかみおとこ”である父の死によって、生活は一変。取り残された花は、打ちひしがれながらも「二人をちゃんと育てる」と決心し、厳しくも自然豊かな田舎町へと移住する。“おおかみ”としての素質を持っている子供たちを守るため、ひと目をさけて越してきた花だったが、花の暮らす家には、いつしか里の人たちがお世話に来てくれるように。畑を耕したり、雪の中を駆け回ったり。雨と雪も田舎での暮らしを楽しんでいた。
ようやく手に入れた平和な田舎暮らしの中で、すくすくと成長した雨と雪は「人間として生きるか」「おおかみとして生きるのか」という選択のときが迫っていた。ふたりの<おおかみこども>の選択を、花はどのように見守るのか。物語に待ち受ける感動のラストに注目だ。
映画の中では、声優勢に豪華キャストが集結。<おおかみこども>の母親である花役を宮崎あおい、“おおかみおとこ”の父親役を大沢たかおが務めたほか、細田作品の常連である中村正や谷村美月らが参加している。
監督:細田守
原作:細田守
脚本:奥寺佐渡子、細田守
キャスト:宮崎あおい、大沢たかお、黒木華、中村正、谷村美月