東京・臨海副都心エリアの再開発により、お台場の複合型施設「パレットタウン」の跡地に大型複合アリーナ「トヨタアリーナ東京(TOYOTA ARENA TOKYO)」が誕生。2025年秋を目途にオープン予定だ。
開発を予定している東京都江東区青海一丁目の計画地は、りんかい線「東京テレポート」駅とゆりかもめ「青海」駅の間に位置。かつて、森ビルが展開する「チームラボボーダレス」や「Zepp 東京」などを擁した複合施設「パレットタウン」の一部を含むエリアが、臨海副都心エリアをけん引する新たな観光スポットへと生まれ変わる。
「パレットタウン」内「トヨタ シティショウケース メガウェブ」の跡地には、大型複合アリーナ「トヨタアリーナ東京」が誕生。バスケットボールチーム「アルバルク東京」のホームアリーナであると同時に、各種イベントが開催できる次世代型スポーツアリーナになる見込みだ。
スポーツは、バスケットボールだけにとどまらず、バレーや卓球などの室内競技、ダンス、アイスショーなど多彩な競技を開催する場に。スポーツ体験教室や、スポーツテックの“実験場”としての役割を果たすスタジオなども備える模様だ。また、特徴のあるVIPルームやラウンジ等を揃える他、デジタルテクノロジーを活用した観戦体験を用意するなど、様々なスポーツ観戦方法を提供する。
「トヨタアリーナ東京」会場では、1万席以上の規模を持つアリーナにおいて国内初となる全席レザーシートを導入。座面と背面の両方がクッション仕様になっており、長時間のスポーツ観戦でも快適に過ごすことできる。加えてドリンクを置くカップホルダーも全席に設置される。
また「トヨタアリーナ東京」では、トヨタの“最新技術”を生かした仕掛けも計画。フードやグッズを運搬しつつ、店頭としての役割も果たすショップ一体型のモビリティや、周辺エリアから乗ってきた乗り物がそのまま観戦シートになる仕組みなども構想されている。
さらに、メインアリーナの外の環境も整備。屋外4階には、バスケットボールコート「アディダス スポーツパーク(adidas SPORTS PARK)」を展開する。コート1面に、一般公式とミニバスサイズ各2基のゴールを設置し、イベントがない日には、誰でも幅広く利用できる空間となる予定だ。
メインアリーナと直結した屋外部分には、ゆったりとくつろげる憩いの場としての公園を用意し、アリーナ内のコンコースから直接つながる屋外テラスには、東京湾を望むビアガーデンを計画。また、「アルバルク東京」の選手が練習する様子を直接見ることのできるクラブハウスも登場する。
「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」は、2024年2月に東京の「麻布台ヒルズ」に移転。新たな舞台で、「地図のないミュージアム」を展開してく予定だ。
尚、今回の開発に伴い、旧施設は下記スケジュールで閉館を迎えた。
■各施設営業終了予定
2021年12月31日(金):メガウェブ(MEGA WEB)
2022年1月1日(土):Zepp Tokyo
2022年3月27日(日):ヴィーナスフォート(VenusFort)
2022年8月31日(水) :パレットタウン大観覧車
2022年8月31日(水):森ビル デジタルアート ミュージアム エプソン チームラボボーダレス(MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless)
「トヨタアリーナ東京」
開業予定時期:2025年秋
施工時期:2025年6月
敷地面積:約27,000㎡
延床面積:約37,000㎡
階数:地上6階、地下1階