横浜のランドマークとして誕生した複合施設「JR横浜タワー」と「JR横浜鶴屋町ビル」。「JR横浜タワー」は、「シァル(CIAL)横浜」の2020年6月18日(木)開業を皮切りに順次オープンし「JR横浜鶴屋町ビル」は、建物内「シァル横浜アネックス」などが、2020年6月27日(土)から順次オープンとなった。
2020年の開業にむけて進められていた横浜駅西口開発ビル計画。その中核を担う2つのビルが、駅前棟として「JR横浜タワー」、そして鶴屋町棟として「JR横浜鶴屋町ビル」となる。
「JR横浜タワー」は、「ニュウマン(NEWoMan)横浜」、「シアル(CIAL)横浜」、「 T・ジョイ 横浜」の3つが複合された施設。一方、「JR横浜鶴屋町ビル」は、駐車場施設「JR横浜パーキング」に加えて、 商業施設「シァル横浜アネックス(ANNEX)」とホテル「JR東日本ホテルメッツ 横浜」、スポーツ施設「ジェクサー・フィットネス&スパ横浜」が複合された施設となる。
注目は、JR横浜タワー1階から10階に位置するメイン商業施設の「ニュウマン(NEWoMan)横浜」。ニュウマンは、ルミネが全く新しいコンセプトを掲げて2017年に新宿にオープンし、大きな話題を呼んだ施設でもある。
2号店「ニュウマン横浜」は、「New sense My story from YOKOHAMA」をキーワードに掲げ、全115ショップを出店している。ファッションだけでなく、コスメ・サービス・雑貨ショップの充実や、初のラグジュアリーショップ導入など、「ニュウマン新宿」よりもさらに幅広い店舗を揃える。
特に1階と2階には、錚々たるブランドが揃っている。グッチ(GUCCI)、ティファニー(Tiffany & Co.)、バレンシアガ(BALENCIAGA)、サンローラン(Saint Laurent)、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)といった店舗群。ギャルリー・ヴィー(GALERIE VIE)やセルフォード(CELFORD)など、大人の女性に向けたクリーンなブランド多く揃っているのも特徴だ。
コスメ店舗には、横浜発上陸を果たすオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)のほか、ディオールの体験型店舗、メンズコスメも取り扱うTHREE(スリー)のコンセプトショップを誘致した。また、新宿第1号店に負けず劣らず、カフェ&レストラン店舗も充実したラインナップを揃えており、人気焼肉「KINTAN」のほか、ポロ ラルフ ローレン(Polo Ralph Lauren)に併設の「ラルフズ コーヒー」、本格派ティースタンド「ジ アレイ(THE ALLEY)」なども出店している。
「T・ジョイ 横浜」は、映画上映を核とし、ライブ感が楽しめる演劇等の実演や最新の映像・音響システムを駆使した各種パブリックビューイング、惣菜やスイーツなどを楽しみながらシネマを見る“FOODシネマ”といった幅広いコンテンツを展開する、多目的利用型エンタテインメント・コンプレックスだ。
施設の目玉となる映画館では、神奈川県初となる「ドルビーシネマ(DOLBY CINEMA)」を導入。映像と音響のパワフルな技術に、映画を体験する為に最適化されたシアターデザイン(インテリアカラー、空間デザイン、座席アレンジメント)を組み合わせた空間で、まるで映画の世界に入り込んだかのような体験ができる。
1962年のオープンから2011年に幕を閉じるまで、横浜の人々に愛されてきた「シァル横浜」。2020年を迎え、「シァル横浜」は、「シァル横浜アネックス」とともに生まれ変わり、それぞれJR横浜駅西口直結の「JR横浜タワー」内地下1階から地上3階、「JR横浜鶴屋町ビル」内の地上1階から3階に復活した。