映画『孤狼の血』に続く完全オリジナルストーリー、『孤狼の血 LEVEL2』が公開。第45回日本アカデミー賞では、最多13の優秀賞を獲得した。
映画『孤狼の血』は、柚月裕子のベストセラー同名小説を原作に、警察と暴力組織に関わる様々な人間模様を巧みに描きだしたヒット作。役所広司や松坂桃李をはじめとする豪華キャストと共に、「正義とは何か?」を問う本能を刺激する物語は、その年の日本アカデミー賞を筆頭に、数々の映画賞を総なめしたことでも話題を集めた。
その続編となる映画『孤狼の血 LEVEL2』は、前作から3年後が舞台。広島の架空都市・呉原市の裏社会を治めていた伝説の刑事・大上亡き後、その遺志を受け継いだ若き刑事・日岡の“その後”の姿が、原作にはない“完全オリジナルストーリー”で描かれるという。
主人公・日岡秀一...松坂桃李
呉原東署・刑事二課の刑事。広島大学出身。権力を用い、暴力組織を取り仕切っている。前作『孤狼の血』で見せた優等生刑事のイメージではなく、髪をバッサリと切り、裏社会相手でも一歩も引かない大上(役所広司)の跡を継ぐようなワイルドな刑事へとレベルアップしている。一体何があったのか?
上林成浩...鈴木亮平
五十子会上林組組長。日岡の前に立ちはだかる‟悪魔”の男。彼が出所してきたことで事態は急転。
チンタ...村上虹郎
五十子会上林組・組員:近田幸太。上林組にはスパイとして潜り込む。日岡を慕う。
そのほか斎藤工、西野七瀬、早乙女太一 ら多彩なメンバーが集結するほか、前作で異様な存在感を放っていた滝藤賢一、中村獅童、音尾琢真、矢島健一らも再集結。前作では監察官として登場した滝藤賢一演じる嵯峨大輔が、ある事件の捜査本部で指揮を執る管理官になっているなど、各々のキャラクターにも変化が。クセの強い4人がさらなる怪演を見せる。
<メインキャラクター>
スタンド「華」のママ、チンタの姉:近田真緒…西野七瀬
尾谷組・組員 花田 優…早乙女太一
尾谷組・若頭 橘 雄馬…斎藤 工
広島県警本部・捜査一課 瀬島孝之…中村梅雀
広島仁正会・会長 綿船 陽三…吉田鋼太郎
管理官・嵯峨大輔…滝藤賢一
安芸新聞の記者・高坂隆文…中村獅童
「パールエンタープライズ」社長・吉田滋…音尾琢真
呉原東署刑事二課の暴力班捜査係係長・友竹啓二…矢島健一
監督は、前作に続き白石和彌が担当。「前作以上によりエンタメ作品として楽しんでもらえるようになっていると思います。すごいものを皆さんに見せられるという確信がありますので、楽しみに完成を待っていただければ」と本作への手ごたえを語っている。