ヨシオクボ(yoshiokubo)の2022年春夏コレクションが発表された。テーマは、「ウォリアーモンク(Warrior Monk)」。
かつで日本に存在した、自衛武装した僧兵「ウォリアーモンク」。今シーズンは、日本古来の着物を纏った彼らの姿にスポーツウェアの要素を融合させることで、現代の「ウォリアーモンク」を表現した。
まず目を引くのは、僧侶が身に纏う「裳付衣(もつけい)」や頭から顔を袈裟で包んだ装い「裏頭(かず)」を表現したというユニークなブルゾン。肩からは「裳付衣」の襟をイメージして布が垂れ下げられ、帽子からは袈裟に見立てて肩の位置まで布が伸ばされている。
竹のグラフィックが目を引くショーツは、裾を紐でくくるようにした袴「括袴(くくりばかま)」のようにワイドシルエットに。ロープサンダルや足袋ソックスと合わせることで、僧兵のイメージに近づけているのも印象的だ。
カラーパレットは、ベーシックなブラックをベースとしつつ、鮮やかな赤など伝統的な日本を連想させる色とリフレクション素材を使用したモダンな色を組み合わせて、現代の「ウォリアーモンク」を表現した。