アンダーカバー(UNDERCOVER)の2022年春夏メンズコレクション が発表された。タイトルは「ONCE IN A LIFETIME」。
今季のコレクションタイトル「ONCE IN A LIFETIME」は、茶人・千利休が残したとされる言葉“一期一会”から引用。特に何も起こらない、されど2度と訪れないかもしれない<平穏な日常>を大切に思いながら、何気ない日々の生活に根付いたリラクシングなコレクションを展開する。
まず目を引くのは、茶人の装いをイメージさせる和装のようなルック。千利休が羽織っていたとされる道服は、やわらかいダウンコートとしてモダンにアップデート。中には作務衣を思わせるVネックトップスとジョガーパンツを合わせ、さらに頭巾のようなハットや下駄風のサンダルとコーディネートした。
テーラードジャケットは、上からカーディガンを羽織ったり、中にノーカラーの柄入りトップスを忍ばせたりすることでカジュアルな印象に。ブラウンのセットアップは、フード付きのメランジニットカーディガンやアウトドア調のハット&サングラスを合わせることでリラクシングなムードを纏わせた。
マウンテンパーカーやクライミングパンツ、フィッシングベストを重ねたようなジャケットなどアウトドアウェアをベースにしたアイテムも散見された。中でも注目したいのは、前シーズンに引き続き登場するイーストパック(EASTPAK)とのコラボレーションウェア。はっとするほど鮮やかなブルーのコートやカモフラージュ柄のパーカー、ドロップショルダーのスウェットシャツなどが、イーストパックのバックパックを彷彿させるジップ付きのポケットを配したデザインで展開される。
また、今季は日本のロックバンド・OGRE YOU ASSHOLEのアートワークを取り入れたアイテムも用意。同バンドでギターボーカルを務める出戸学が手掛けた、「ペーパークラフト」「新しい人」「workshop」「workshop2」のアルバムジャケットをスウェットシャツやTシャツ、ロングコートに落とし込んだ。
さらに、ナイキ(NIKE)の「エア フォース 1」をベースにしたコラボレーションしたスニーカーも発表。シンプルなオールホワイトや、中世ヨーロッパのモノクロ絵画をコラージュしたユニークな総柄、モノトーンカラーにパープルとイエローでアクセントを加えたシューズがラインナップする。