アンダーカバー(UNDERCOVER)から2023年春夏メンズコレクションが発表された。タイトルは“THE DARK SIDE OF THE BRIGHT SIDE”。
日常に溶け込みつつも、仄かにアンダーカバーらしいスパイスを効かせた2023年春夏メンズコレクション。その中でも、プログレッシブ・ロックの先駆者として伝説的な人気を誇るロックバンド・PINK FLOYDのアルバム写真から引用されたグラフィックが存在感を放つ。
例えば、5,000万枚のセールスを記録したアルバム『狂気(The Dark Side of the Moon)』のカバージャケット。ブラック地にレインボーの五線譜や三角形などが浮かぶ特徴的なデザインを、ジャケットやシャツ、フーディにあしらった。
着用者の体にセピア色のフィルムを映しているかのようなパーカーは、1977年に発表されたアルバム『アニマルズ(Animals)』から。さらに、ヒプノシスがジャケットデザインを担当した『原子心母(Atom Heart Mother)』の、牧場の牛を捉えたスウェットトップスなどが揃う。
また、世界に誇る映画監督、黒澤明や小津安二郎のポートレートをあしらったフーディやスウェットシャツもラインナップ。グラフィックの下にはそれぞれ“HUMANISM”と“TOKYO STORY”の文字がプリントされている。
アンダーカバーらしいアレンジを効かせたクラシカルなアイテムにも注目したい。シングルブレストジャケットは、ショルダーやポケット部分に銀のファスナーを配し、プレイフルなムードを演出。セットアップスーツは、春夏らしい軽やかな素材で仕立て、リラクシングなムードを纏わせた。
また、今季もコラボレーションアイテムが豊富なバリエーションで登場。キジマタカユキ(KIJIMA TAKAYUKI)のハットや、グイディ(GUIDI)のシューズ、メリッサ(melissa)のサンダルが揃う。