Sexy Zoneの佐藤勝利が初の単独主演を務める舞台『ブライトン・ビーチ回顧録』が、東京芸術劇場 プレイハウスで2021年9月18日(土)から10月3日(日)まで、京都劇場で10月7日(木)から10月13日(水)まで上演される。
『ブライトン・ビーチ回顧録』は、アメリカ・ブロードウェイの大御所喜劇作家ニール・サイモンが手掛けた作品。『ビロクシー・ブルース』『ブロードウェイ・バウンド』と共に「B・B三部作」と呼ばれるこれらの作品は、ニール・サイモン自身を思わせる人物“ユージン”を中心に描いた青春成長物語で、サイモンの新境地を開いたともいわれている。
特に三部作の1作目で、彼の少年時代を描いたとされる『ブライトン・ビーチ回顧録』は、貧しくも強く生きるユダヤ人一家と思春期のユージンの成長を描いた心温まる名作コメディ。ブロードウェイでの上演は1306回を数えるほど人気で、1983年の初演でユージンを演じたマシュー・ブロデリックはトニー賞を受賞。日本では、1985年に渋谷・パルコ劇場で初演され、好評を博した。
そんな人気コメディ『ブライトン・ビーチ回顧録』が、2021年秋に上演される。主人公であるユダヤ人一家の次男・ユージン役を演じるのは、舞台初単独主演となるSexy Zoneの佐藤勝利。ドラマや映画など数多くの話題作に出演し、コミカルな役からシリアスな役まで多彩な役を演じてきた佐藤が、性に目覚め、戸惑いながらも成長してゆく少年を演じる。
ユージンの母・ケイト役は、映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍する実力派女優・松下由樹が担当。また、ユージンの兄・スタンリー役は、『映画 聲の形』などに出演してきた入野自由が、父親のジャック役は、ドラマ『君と世界が終わる日に』での好演が記憶に新しい神保悟志が務める。
演出は、2017年に『チック』にて小田島雄志・翻訳戯曲賞、2018年に読売演劇大賞 優秀演出家賞に輝いた小山ゆうなが担当。センスあふれる台詞で紡がれる青春物語を、ユーモアを交えながら繊細に描き出す。
ニューヨークのブルックリン地区の南、中流の下の収入の人々が暮すブライトン・ビーチ。時は1937年9月。人々は、深刻な不況と近づいてくる戦争の足音に、不安な日々を送っていた。思春期を迎えたユダヤ人の少年ユージンは父ジャック、母ケイト、兄スタンリーの4人家族。ケイトの妹ブランチが夫に先立たれ二人の娘を連れて居候している。
野球選手か作家になるのが夢で、毎日秘密の回顧録を書いているユージン。ケイトは身を粉にして働いてはいるが生活は苦しく、いつヒステリーが爆発してもおかしくない状態。従姉のノーラは、ブロードウェイの演出家に呼び出されて女優になると言い出し、ローリーは病気がちで本を読んでいるばかり。その上、スタンリーは正義感から同僚をかばい、この不況の中で失職しそうになる。ジャックは家族の問題を解決しようとするのだが…。
性に目覚め、戸惑いながらも成長してゆくユージンの目を通し、家族の姿がユーモラスに温かに描かれていく。時におかしく、時に真剣に、困難な時代に喧嘩や失敗を重ねながらも「自分」と「家族」を見出していく物語。
パルコプロデュース『ブライトン・ビーチ回顧録』
作:ニール・サイモン
翻訳:青井陽治
演出:小山ゆうな
出演:佐藤勝利、松下由樹、入野自由、神保悟志、他
企画製作:パルコ
<東京公演>
公演日程:2021年9月18日(土)~10月3日(日)
会場:東京芸術劇場 プレイハウス
住所:東京都豊島区西池袋1-8-1
料金:10,000円(全席指定)
一般発売日:8月21日(土)
チケットに関する問い合わせ先:サンライズプロモーション東京
TEL:0570-00-3337
(平日12:00~18:00 ※当面の間は月~金12:00~15:00までの営業となる)
公演に関する問い合わせ先:パルコステージ
TEL:03-3477-5858(時間短縮営業中)
<京都公演>
公演日程:2021年10月7日(木)~10月13日(水)
会場:京都劇場
住所:京都府京都市下京区 京都駅ビル内
料金:10,000円(全席指定)
一般発売日:9月5日(日)
問い合わせ先:キョードーインフォメーション
TEL:0570-200-888(11:00~16:00)※日曜・祝日は休業