小田急百貨店 新宿店本館が、新宿駅西口の大規模再開発に伴い2022年10月2日(日)をもって営業終了。本館の営業終了後、新宿西口ハルクを改装して営業を継続。10月4日(火)より、小田急百貨店新宿店が装い新たにリニューアルオープンする。
1967年に全面開業した小田急百貨店 新宿店本館。今や新宿西口の象徴的な建築物として50年以上にわたって親しまれてきた。そんな小田急百貨店 新宿店本館が、小田急電鉄および東京地下鉄が主体となる新宿駅西口再開発に伴い、2022年10月2日(日)をもって営業終了。現在の建物は、解体されることになる。
本館の営業終了後は、新宿西口ハルクを改装した上で小田急百貨店新宿店の営業を継続。食品とスポーツ用品などの売り場がメインとなっている新宿西口ハルクにおいて、リニューアル後は、「食品」「化粧品」「インターナショナルブティック」を中心に服飾雑貨やゴルフウエアなどで構成し、バレンタインギフトなどを提案する催事スペースも設ける。
営業フロアは、地下2階から地上2階、そして7階の計6フロア。コンパクトながらも、選ぶ楽しさや見やすさ、買いやすさを重視した店舗空間を創出する。
地下2階の食料品売場では、これまでの生鮮食品を中心とした展開に加え、本館から惣菜・弁当・パン等のショップを移設。特別感のある「食」を提案する、計45ショップがずらりと並ぶ。新宿地区初出店となる「西洋銀座」や「キンタン イン ザ ハウス」、「叙々苑 キッチン」といった新たに出店するショップにも注目だ。
尚、12月には、小田急百貨店新宿店の至近距離に位置する「小田急エース」北館に、小田急百貨店プロデュースによる新食品売場「シンジュク デリッシュ パーク」がオープン。小田急百貨店新宿店の地下食料品売場とも連携を図り、より充実した“デパ地下”フードを提案する。
地下1階では、コスメとスイーツをワンフロアで展開。デパコスとスイーツを、気軽に買い回りすることができるようになっている。化粧品売場では、フレグランスやネイルサロンを含めたビューティーゾーンとして51ブランド・46ショップを展開。特に、フレグランスやヘアケアなどジェンダーレスに楽しめるコスメブランドを充実させる。ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)、アヴェダ(AVEDA)、ビリーフ(belif)といったショップが新たに登場する。
和洋菓子売場では、「普通の毎日をちょっと彩る“プチハレ”」をテーマに、ギフトや自分へのご褒美にぴったりのスイーツを揃える。豆大福が人気の「銀座甘楽(かんら)」や、マカロンなどが揃う「Made in ピエール・エルメ(Made in PIERRE HERMÉ)」が新規出店する他、団子や大福などを販売する和菓子屋「深川伊勢屋」も出店する。
定期的に内容を入れ替えながらおすすめスイーツを提案する「おかし日和」コーナーでは、限定スイーツや、ブランドの垣根を超えた商品アソートなども展開予定。オープン時には、「赤坂柿山」のこわれおかきや「パティスリー モンシェール」のロールケーキの切れ端、「ラ・スール」のカヌレのクリーム注入の際くり抜く部分を活用したティラミスなど、フードロス削減に繋がるスイーツを販売する。
1階・M2階・2階では主にファッションを展開。1階では、海外ブランドを集めた「インターナショナルブティック」を中心に、アクセサリー売場を併設。フランク ミュラー(FRANCK MULLER)の新店舗では時計だけでなくインテリア、調度品も販売する。銀座・和光の新業態「和光サイト」では、バッグやハンカチを展開する。
また、高級筆記具&レザーグッズが揃うモンブラン(MONTBLANC)や、ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)初のレザーグッズオンリーショップなど、14ショップが登場する。外周路面店としてオープンする、“パリで最もおいしいクロワッサン”といわれるベーカリー「ゴントラン シェリエ」にも注目だ。
さらに、M2階ではこれまでのハルクの強みであったスポーツアイテムの中から、ゴルフウェア9ブランドを展開。2階のハンドバッグ・シューズ・服飾雑貨売場にはレザーマイスターが常駐してレザーケアのサービスを行うブティックや、アンテプリマ/ワイヤーバッグ(ANTEPRIMA/WIREBAG)の新ショップが登場する。
7階では、ECと連携した新たなギフトサロンに加えて、「食品」「美容」「健康」など様々なテーマの催しを行うイベントスペースを展開。バレンタインのショコライベントや、“特化型”グルメイベント、美と健康をテーマにしたイベントなどを実施予定だ。