アカネ ウツノミヤ(AKANE UTSUNOMIYA)の2022年春夏コレクションが発表された。
今季のインスピレーション源となったのは、デザイナー 蓮井茜がインターンシップで訪れたというスペインの第7の都市・ムルシア。地中海に程近いヨーロッパのリゾート地をイメージしながら、軽やかなでスタイリッシュなコレクションを作り上げた。
1年を通して温暖な気候で、少し歩けば美しいビーチが広がるムルシア。そんな穏やかな地域で暮らす陽気な人々のワードローブを思わせるアイテムとしてまず目を引くのは、1枚でさらりと着用できそうなキャミソールワンピースだ。ストレートシルエットのシンプルなデザインでありながら、胸元に大胆なカッティングを施すことでセンシュアルな印象に仕上げている。
マルチカラーのストライプ柄は、リゾート地の楽しげなムードを落とし込んだかのようなポジティブな表情が印象的。ベルトを緩ませたり絞ったりすることでシルエットの変化を楽しめるシャツワンピースやエレガントなAラインドレスなどに赤や青を基調としたストライプ柄をのせた。
そんなポップな色調を際立たせるかのように差し込まれたのは、スペインの偉大な画家たちが手掛けた作品から着想を得たというダークカラーを取り入れたピース。深めのVネックが女性らしさを強調するトップスには、クロコダイル柄を施したグレーのスカートを合わせて、シックな佇まいに。ラフなダメージ加工を施したデニムパンツは、ブラックのキャミソールトップスと一緒に提案された。
ブランドの定番アイテム・ニットは、フードやドローコードがあしらわれた動きのあるデザインで登場。やわらかい毛糸をざっくりと編み上げることで、春夏でも軽やかに着こなせそうな程よい抜け感を演出した。