特別展「縄文─JOMON─展」が、山梨県立美術館にて、2022年9月10日(土)から11月6日(日)まで開催される。
山梨県は、全国有数の縄文文化が発展した地域として知られており、その遺跡からは土器や土偶が数多く発掘されている。これらの出土品は優れた造形性を示しているものの、その紹介は考古学視点にとどまり、美術的視点からなされることは多くなかった。
特別展「縄文─JOMON─展」は、縄文文化の美術的価値へと多角的に光をあてる展覧会。山梨県立考古博物館などが所蔵する代表的な土器や土偶60点を一挙公開するとともに、縄文遺物を撮り続けてきた写真家・小川忠博による写真約90点を展示し、従来にはなかった視点と展示方法によって縄文文化を紹介する。
本展のプロローグでは、1万年以上にわたる縄文時代における土器の変遷を典型的な作品でたどるとともに、優れた石器や骨角器などの出土品も写真で紹介。第1章「KAWAII」では、土偶の名品や愛くるしい人面装飾付土器などに加えて、全国各地の個性的な土偶を写真で紹介する。続く第2章「UTSUKUSHII」では、形態や文様の美しさに着目して土器を展示する一方、第3章「KAKKOII」では、格好良さが全面に表れた土器の実物と名品の写真を紹介。そしてエピローグでは、土器の実物の周りに展開写真を繰り広げ、新たな魅力に光を投げかける。
特別展「縄文─JOMON─展」
会期:2022年9月10日(土)~11月6日(日)
会場:山梨県立美術館 特別展示室
住所:山梨県甲府市貢川1-4-27
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(9月19日(月・祝)、10月10日(月・祝)は開館)、10月11日(火)
観覧料:一般 1,000円(840円)、大学生 500円(420円)
※( )内は20名以上の団体料金、県内宿泊者割引料金
※高校生以下の児童・生徒は無料(高校生は生徒手帳持参)
※県内65歳以上は無料(健康保険証など持参)
※障害者手帳の持参者およびその介護者は無料
※展覧会や各イベントは延期・中止となる可能性あり(来館前に美術館ホームページを確認のこと)
※入場制限を実施する場合あり
【問い合わせ先】
山梨県立美術館
TEL:055-228-3322