横浜文化体育館の跡地周辺の再開発により、メインアリーナ施設「横浜文化体育館再整備事業メインアリーナ(仮称)」が2024年1月に竣工する。
1964年の東京オリンピックではバレーボールの競技会場となり、その後もボクシングやレスリングの大会の舞台となってきた横浜文化体育館。スポーツ文化の拠点ともいえるこの場所を、横浜市は、隣接する旧横浜総合高校跡地と合わせて、PFI(民間資金活用)事業での建て替えを計画し、フジタグループを代表として再整備事業を推進することを2017年に決定していた。
2020年には、旧横浜総合高校の跡地にサブアリーナとなる横浜武道館が新設。続いて、隣接する場所に2024年1月にメインアリーナ施設として「横浜文化体育館再整備事業メインアリーナ(仮称)」が竣工を迎える。
「横浜文化体育館再整備事業メインアリーナ(仮称)」は、スポーツ大会やコンサート会場としての活用を想定しており、地上3階で計5,008席を設ける。特に“スポーツを見る”ことに特化しており、観客席はフロアに近い。VIPシートの他、BOX席、ラウンジシート、カウンター席など、これまでアリーナへの適用例がなかった多彩なシートを設け、スポーツ観戦・観覧に新たな価値を提供する。
また、地上7階建ての隣接施設には、ホテル、飲食店、店舗、駐車場が備えられる。
なお、2020年に新設されたサブアリーナ「横浜武道館」は、地上4階建てで、剣道や柔道での活用を想定。地上7階の隣接施設は病院となっている。
【詳細】
メインアリーナ施設「横浜文化体育館再整備事業メインアリーナ(仮称)」
竣工予定:2024年1月(予定)
住所:横浜市中区不老町2丁目7番地
階数:地上3階
構造形式:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
延床面積:15,514㎡
観客席:
1階:可動1,710席、スタッキング270席、車椅子16席
2階:固定2,620席、BOX85席、車椅子12席
3階:固定295席
※図は提案資料として提出されたものであり、実際の建物とは異なる場合あり。