練馬区立美術館では、展覧会「時代を映す絵画たち ─コレクションにみる戦後美術の歩み─」を、2022年4月10日(日)から6月12日(日)まで開催する。
練馬区立美術館のコレクションは、寄託作品を含めて約7,500点にのぼる。なかでも絵画作品は、日本の戦後美術の流れをたどるうえで重要な部分を占めている。
展覧会「時代を映す絵画たち ─コレクションにみる戦後美術の歩み─」では、練馬区立美術館の所蔵品のなかから、戦後間もなく描かれた作品から近年に制作されたものまで、約35名の作家による油彩画など約70点を展示し、絵画表現の変遷を振り返る。
出品作家は、力強い作風の作品を手がけた北川民次、日本における抽象絵画の先駆的存在であるオノサト・トシノブ、「ハイレッド・センター」のメンバーであり、1964年頃からは画面に人間の影だけを描いた「影」シリーズを繰り返し手がけた高松次郎、そして和紙の裏側から墨で描く手法による作品を制作してきた浅見貴子など。
各時代の世相や思想ばかりでなく、美術館の歴史をもうつしだす作品の数々から、戦後美術の流れをたどってゆく。
展覧会「時代を映す絵画たち ─コレクションにみる戦後美術の歩み─」
会期:2022年4月10日(日)~6月12日(日)
会場:練馬区立美術館
住所:東京都練馬区貫井1-36-16
開館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休館日:月曜日
観覧料:一般 800円、高校生・大学生・65〜74歳 600円、中学生以下・75歳以上 無料
※その他各種割引制度あり
※一般以外(無料・割引対象者)は、年齢などを確認できるものを持参のこと
■出品予定作家
浅見貴子、荒川修作、池田龍雄、石原友明、上田薫、大小島真木、大沢昌助、岡本唐貴、小野木学、オノサト・トシノブ、北川民次、北代省三、工藤哲巳、久野和洋、小山穂太郎、近藤竜男、佐藤敬、嶋田しづ、白髪一雄、諏訪直樹、高橋秀、高松次郎、高山良策、辰野登恵子、谷川晃一、鶴岡政男、中西夏之、中林忠良、中村宏、難波田龍起、野見山暁治、藤松博、村井正誠、山口薫、山口長男、山田正亮
【問い合わせ先】
練馬区立美術館
TEL:03-3577-1821