台湾映画『1秒先の彼女』の日本版リメイク映画『1秒先の彼』が、2023年7月7日(金)に公開される。監督・⼭下敦弘と脚本・宮藤官九郎が初タッグし、岡⽥将⽣、清原果耶がW主演。
台湾映画『1秒先の彼女』は、何をするにも⼈よりワンテンポ早い彼⼥と遅い彼の、消えた“1⽇”を巡るラブストーリー。愛すべきはみ出し者たちをユーモアと優しさあふれるまなざしで映し出してきたチェン・ユーシュン監督が、20年前から温めていた脚本をベースに作り上げた恋愛映画だ。第57回台湾アカデミー賞(⾦⾺奨)では、最多5冠(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、視覚効果賞)に輝いている。
そんな『1秒先の彼女』が、京都を舞台に移し、『1秒先の彼』として日本でリメイク。映画『1秒先の彼』の監督を務めるのは、『リンダ リンダ リンダ』『天然コケッコー』『苦役列⾞』などで高い評価を得ている⼭下敦弘。脚本は、独自のユーモアセンスとキャラクター造形で、ドラマ『あまちゃん』『俺の家の話』や映画『⼟⻯の唄』シリーズなどのヒット作を送り出してきた宮藤官九郎が務める。
既存映画のリメイク脚本を、宮藤官九郎が⼿がけるのは『1秒先の彼』が初。また、監督・⼭下敦弘と脚本・宮藤官九郎がタッグを組むのも初めてのことだ。
日本版リメイクの『1秒先の彼』は、男女のキャラクター設定が反転しているのもポイント。何をするにも“ワンテンポ早い”彼・ハジメと何をするにも“ワンテンポ遅い”彼⼥・レイカといった、不器用かつユニークなキャラクター達が織りなす「愛」と「時間」の物語となっている。
郵便局の窓口で働くハジメは、何をするにもとにかくワンテンポ早い。いつも相手から告白されるのに、「イケメンなのになんか残念」と言われては必ずフラれてしまうのだ。ある日街中で路上ミュージシャン・桜子のまっすぐな歌声に惹かれ、たちまち恋に落ちるハジメ。必死のアプローチで花火大会デートの約束を取り付けるも、目覚めるとなぜか翌日に。“花火大会デート”が消えてしまった…!?消えた“1日”の手がかりとなるのは、毎日郵便局にやってくるワンテンポ遅いレイカのようで…。
ハジメ…岡⽥将⽣
何をするにも“ワンテンポ早い”彼。京都生まれのハジメは、目覚まし時計のアラームよりも1秒早く起き、徒競走ではピストルが鳴る前にスタート。写真を撮ると必ず目をつむってしまい、目を見開いて記念写真を撮れたことはない。「残念なイケメン」と言われてばかりの郵便局員。演じるのは、映画『ドライブ・マイ・カー』でキーパーソンの俳優役としても注目を集めた岡⽥将⽣。
レイカ…清原果耶
何をするにも“ワンテンポ遅い”彼⼥・レイカ。天橋立のある街・京都の宮津生まれで、留年し続けて現在大学7回生のカメラ女子。テンポが遅いため、周囲のペースから微妙にズレてしまう。バスの降車ボタンを押しそびれ、ピストルが鳴ってから1秒遅くスタート。ハジメの消えた“1日”の手がかりを握っている模様。毎日郵便局にやってきては、とある宛先に手紙を送り続けている。『護られなかった者たちへ』をはじめ、『ちはやふる-結び-』『まともじゃないのは君も⼀緒』など数々の話題作に出演が続く清原果耶が演じる。
桜子…福室莉音
ハジメが恋に落ちる路上ミュージシャン。
ハジメの幼少期…柊木陽太
レイカの幼少期…加藤柚凪
清美…羽野晶紀
ハジメの母親。突然帰ってこなくなった平兵衛を捜索しようとする。