フレグランスキャンドルで人気のフランスのブランド、ディプティック(diptyque)が2013年12月13日(金)、東京・青山に日本初の旗艦店をオープンする。
日本伝統文化へのオマージュとして店へと続く日本庭園は、石材、木材、畳、真鍮、暖色によって温かみのある雰囲気に。店内には大小500個以上のキャンドルでデザイン化された木の幹のような彫刻があり、フレグランスの美意識という本質に根付いている。それぞれの壁にも香水の香りを楽しめたり、ブランドの歴史を感じることができたり、日本の伝統工芸の楽焼の壁になっていたりと様々な工夫がなされている。
1961年にパリのサンジェルマン大通りの34番地にて、3人のアーティストたちがオープンした店、ディプティック。そのショップには2つのショーウィンドーがあり、それが2つ折りの絵屏風(ディプティック)に似ていたことがブランド名の由来となった。
オープンする店内は日本の文化を取り入れながらも、60年代のメゾンのアイデンティティをしっかりと受け継いでいる。ブランド創設者のうちの一人が、テキスタイルデザイナーであったことから、様々なテキスタイルを店内に使用。アイテムのロゴ、フレグランスのボトルなどのオーブル(楕円形)は、このテキスタイルからインスパイアされた形だ。
ラインナップは約40種類のフレグランスキャンドル、約30種のオードトワレとパルファン、ルームフレグランス、ボディケア商品が揃う。キャンドルの香りを試す際も、ボトルの底から香りを楽しむなど、ディプティックならではの方法で堪能できる。そのほかにも、ボディケア商品を試すためのウォッシュスタンドが設置されていたりと、来店者にむけた気配りも。さらにショップでは、ラッピングサービスも充実。各キャンドルに合わせてチョイスされたカラフルな3枚の薄紙で、美しいギフト包装を行う。
今回の日本初出店のため、エグゼクティブ・ディレクターのファビエンヌ・モニが来日。「日本初の旗艦店で行いたかったのは、ディプティックのもつ世界観を出し、すべての商品を皆さんに見ていただくことです。自分の家にいるような気分で、フレグランスの魅力を体感できるスペースにしたいと思いました」と話す。ショップは洗練されたデザインでありながら、リラックスしたムードを演出しているのも特徴だ。
また、旗艦店のオープンを記念して「東京」及び「パリ」という名前の、それぞれの街の中心にある庭園に着想を得た2つのキャンドルと、キャンドルの入ったランタンがデザイナー ジョゼ・レヴィ作の限定シリーズとして発売される。桜と梅の花の香りにバラやカシス、そして小豆のなめらかなハーモニーが混ざり合う「東京」と、ウッディーな白い花のハーモニーが春のシャンゼリゼ庭園の散策を想起させる「パリ」の2つ。夫婦器のから着想を得たというランタンは、東京のロゴを敢えてパリより少し大きくデザインし、日本初出店への想いをアピールしている。
【ショップ概要】
ディプティック青山店
オープン:2013年12月13日(金)
場所:東京都港区南青山5-6-15
時間:11:00〜21:00
【アイテム情報】
■キャンドル
価格:PARIS ¥6,825、TOKYO ¥6,825
■ランタン
価格:PARIS ¥12,600、TOKYO ¥12,600