ダリオ・アルジェント監督・脚本の映画『ダークグラス』が、2023年4月7日(金)より公開される。
1977年の『サスペリア』をはじめ『サスペリアPART2』『フェノミナ』などを手がけ、“ホラー映画の帝王”と称されるダリオ・アルジェント監督の10年ぶりとなる映画『ダークグラス』が公開へ。現代まで長く愛されあらゆる映画人に影響を与え続けているアルジェントのホラー作品。2018年には、ルカ・グアダァニーノが『サスペリア』をリメイクしヒットさせたことでも話題を呼んだ。
そんなアルジェント自身の作品へのオマージュともいえる原点回帰となった『ダークグラス』は、脚本をフランコ・フェリーニと共同執筆した、完全オリジナルのイタリアン・ホラー。2000年代初頭に脚本を執筆しながらも、中止を余儀なくされた幻の企画がついに実現を果たす。
イタリア・ローマを舞台に、盲目の娼婦と中国人の少年がサイコパスの殺人鬼から執拗に追いかけ回され、殺されないよう逃げ続ける物語だ。アルジェントらしい鮮やかな色彩と不穏な音楽、そして狂気な演出が恐怖心を掻き立てる作品になっている。デビュー作『歓びの毒牙』の連続殺人鬼を彷彿とさせる人影や、“鮮血の魔術師”とも呼ばれるアルジェントの十八番である血みどろに横たわる女性の姿など、随所に見られる自身の過去作へのオマージュにも注目だ。
主人公である盲目の娼婦・ディアナには、2015年の『皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ』でイタリアのアカデミー賞と呼ばれるダヴィド・ディ・ドナテッロ賞の主演女優に輝いたイレニア・パストレッリ。そしてアルジェントの娘、アーシア・アルジェントがディアナを支える歩行訓練士役を演じ、アソシエイトプロデューサーを兼任した。
主人公・ディアナ…イレニア・パストレッリ
コールガール。ある夜、車を衝突させられ大事故に遭い、一命は取り留めるも両目の視力を失う。
チン
ディアナと同じ事故で両親を亡くした中国人の少年。ディアナとの間に絆が生まれ、一緒に暮らすこととなる。
リータ…アーシア・アルジェント
ディアナを献身的に支える歩行訓練士。
映画『ダークグラス』の公開を記念して、ダリオ・アルジェント監督の特集上映を開催。『サスペリア』、『サスペリアPART2』、『フェノミナ』の3作品を、2023年3月31日(金)から4月6日(木)までの1週間限定でヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館の2館で上映する。作品はローテーションで1日1回の上映となる。
イタリア・ローマで娼婦ばかりを狙った猟奇的な連続殺人事件が発生。その4人目のターゲットにされたコールガールのディアナもまた殺人鬼に執拗に追いかけられ、事故によって両目の視力を失ってしまう。同じ事故で両親を亡くした中国人の少年チンとディアナは一緒に暮らすこととなるが、サイコパスの殺人鬼はその後もしつこくディアナたちを殺害しようとつけ狙う。
【作品詳細】
映画『ダークグラス』
公開日:2023年4月7日(金)
原題:Occhiali neri
監督:ダリオ・アルジェント
脚本:ダリオ・アルジェント、フランコ・フェリーニ
出演:イレニア・パストレッリ、アーシア・アルジェント、シンユー・チャン
■ダリオ・アルジェント特集上映
期間:2023年3月31日(金)〜4月6日(木)
場所:ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館
上映作品:『サスペリア』『サスペリアPART2』『フェノミナ』
※1日1回のローテーションで上映。詳細は劇場ホームページを確認。
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