Colenimo(コレニモ)は、2007年に中川綾が設立。
コレニモ(Colenimo)は、デザイナー中川綾によるロンドンのレディーズブランド。
中川綾(Aya Nakagawa)は1995年に東京モード学園を卒業。在学中ファッションシンサレートコンテスト受賞、グラデュエーションショーグループ大賞を受賞。日本で8年以上ファッションデザイナーとして活躍後、2004年に渡英。ファッションレーベルでのアシスタントを経て独立。2007年に自身のレーベル「コレニモ(Colenimo)」を設立し、同年、ロンドン・ファッション・ウィーク中に初コレクションを発表。2008年、2009年にはパリの展示会ル・ショールームに招待された。2012年春夏コレクションより、パリでも展示会に参加している。
「Colenimo」は日本でデザイナーをしていたときにやっていたバンドの名前。日本語の「これにも」の次々と足していくポジティブなイメージが気に入って中川自身でつけた。
ヴィンテージの雰囲気に今の気分を取り入れながら、時代に流されないクオリティーの高い服作りを目指す。「数年後、娘が母親のクローゼットから”Colenimo”の洋服をピックアップして、着ている洋服をほめられたときに、『これは母のなのよ』と誇らしげに答えられるような、そんな洋服を作り続けたい」とデザイナーは語る。
コレニモならではの味のある雰囲気を作り出す重要な要素のひとつがヴィンテージ。アンティークマーケットで好きな生地を探し出し、すべての工程をひとつひとつ職人と協力して納得の行くまで修正しながら丁寧に仕上げられるColenimoの洋服達。デビューコレクションで使用した生地は、通いつめた生地店のオーナーが店の奥から特別に出してきてくれた70年代のバーバリーの撥水加工の生地をコートに使用したり、日本ではほとんど目にすることのできないメタル糸の布やデッドストックのメンズのスーツ生地をドレスに仕立てたりと、ロンドンならではのクリエーションを楽しんでいる。
希少な素材を使用していることもあり、限られたセレクトショップのみでの取り扱い。
英国の有名雑誌、Monocle、Stella、Grazia、Milk、Ginza、Fashion Newsや有名ブログなどでもフューチャーされている。
2008年S/Sのコレクションテーマは「my mum’s closet」(母のクローゼット)。
2008-2009年A/Wのコレクションテーマは[Teddy's Girl」1950年代ロンドンのteddy boysに憧れる少女達。
2009年春夏のコレクションテーマ「Bathing Bells」。20世紀初頭のイギリスの海辺での休暇をイメージ。
2009-10年秋冬のコレクションテーマは「Step in Time」メリーポピンズからインスパイア。
2010年春夏のコレクションテーマは「DAY RETURN」。1930~40年代の、イギリスの海辺の鉄道の駅に張られた美しいポスターからインスパイアされたコレクション。