映画『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』それは1970年代のドイツに実在した連続殺人鬼の物語。 1970年代のドイツは敗戦の名残が残っていた。舞台はドイツのハンブルク。安アパートの屋根裏部屋に住むフリッツ・ホンカは、夜な夜な寂しい男と女が集るバー「ゴールデン・グローブ」で酒をあおっていた。その男はいつも片隅に座っていた。フリッツがカウンターに座る女性に話しかけても、顔をしかめられるだけ。フリッツは一見、無害に見えるのだが、その狂気に気づく常連客は誰ひとりいなかった。