クルド系音楽家のもとに生まれたジワ・ハジャビは、パリに亡命し音楽教育を受け、ドイツのボンに移り住むが、両親は離婚、貧困を味わう。ある日、街の不良たちにブチのめされ、やり返したい一心でボクシングを覚え、カター(Xatar:危険なヤツ)となったジワは、ドラッグの売人や用心棒などで金を稼ぐようになり、さらには、金塊強盗までしてしまう。世界的指名手配犯となり、逃亡中のシリアで拘束され、送還されたドイツの刑務所内でレコーディングした曲でデビュー、本物の“ギャングスタ・ラッパー”となり、音楽プロデューサーとして成功する……。
映画『RHEINGOLD ラインゴールド』は、実在するドイツのラッパーで音楽プロデューサーであるジワ・ハジャビの半生を描き出したサクセスストーリー。破天荒な実話をもとにした、奇想天外な物語となっている。監督は、ドイツの名匠と謳われるファティ・アキンが務める。