将軍家の跡取りで、“息子”として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ。隣国オーストリアから嫁いできた気高く優美な王妃マリー・アントワネット。オスカルの従者で幼なじみの平民アンドレ・グランディエ。容姿端麗で知性的なスウェーデンの伯爵ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン。彼らは栄華を誇る18世紀後半のフランス・ベルサイユで出会い、時代に翻弄されながらも、それぞれの運命を美しく生きる。
劇場アニメ『ベルサイユのばら』は、革命期のフランスで懸命に生きる人々の愛と人生を鮮やかに描いた、池田理代子の同名漫画を映画化した作品。1972年より「週刊マーガレット」にて連載された「ベルサイユのばら」は、連載中から読者の熱狂的な支持を集め、宝塚歌劇団による舞台化やTVアニメ化など、日本中で社会現象を巻き起こした。オスカル役は沢城みゆき、マリー・アントワネット役は平野綾が声優を務める。