1970年代のローマを舞台に、ある一家族を通してその絆や愛情について問いかける。新しいアパートに引っ越してきたボルゲッティ一家。愛情が冷めている夫婦をつなぎとめていたのは3人の子供だった。だが、12歳の長女が自身のジェンダー・アイデンティティーに疑問を持つことをきっかけに、家族の絆が崩れ始める。
映画『無限の広がり』は、エマヌエーレ・クリアレーゼが監督を務めるイタリア映画。傑作『海と大陸』から11年ぶりとなる、クリアレーゼの5作目だ。ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に出品された。主演には、ペネロペ・クルスを迎えている。