映画批評家として出発し、数本の短編を撮ったのち、『勝手にしやがれ』で長編デビューした、20世紀映画界の伝説ジャン=リュック・ゴダール。1950年代末から 60年代のフランス映画界で革新的な映画運動、「ヌーヴェル・ヴァーグ」を先導し、常に独自のスタイルを開拓・探究しながら最前線を駆け抜けた。自ら選択した安楽死だと伝えられた衝撃の死から1年。いま改めて振り返る20世紀映画界の伝説であり永遠の反逆児、ゴダールの人生とは?
『勝手にしやがれ』『女と男のいる舗道』『気狂いピエロ』『彼女について私が知っている二、三の出来事』『中国女』をはじめ、「ジガ・ヴェルトフ集団」時代から『ゴダールの映画史』まで豊富なゴダール作品と、新たなインタビューを通してゴダールの謎に包まれた作家人生を紐解いていく。
映画『ジャン=リュック・ゴダール 反逆の映画作家(シネアスト)』は、20世紀で最も重要な映画作家の一人と称されたジャン=リュック・ゴダールの作家人生を紐解くドキュメンタリー。監督・編集は、ドキュメンタリーの編集を数多く手掛けてきたフランスの映画監督シリル・ルティが務めた。