「笑いのみ、他はどうでもえぇ」
笑いに⼈⽣を捧げるツチヤタカユキは毎⽇気が狂うほどにネタを考える⽇々を過ごしていた。念願叶ってお笑い劇場の⼩屋付き作家⾒習いになるも、愚直で不器⽤なツチヤは他⼈には理解されず淘汰されてしまう。失望していた彼を救ったのはある芸⼈のラジオ番組だった。番組にネタや⼤喜利の回答を送るハガキ職⼈として再びお笑いに⼈⽣をかけていた⽮先、「東京に来て⼀緒にお笑いやろう」と憧れの芸⼈からラジオ番組を通して声がかかった。そんなツチヤは東京で必死に馴染もうとするが…。
映画『笑いのカイブツ』の原作は、Web連載媒体「cakes」で連載され、書籍化された“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキの類まれな半生を描いた同名小説。もがきながらも「笑い」に⼈⽣を捧げる不器⽤すぎるツチヤを主演の岡山天音が演じ、監督は滝本憲吾が務める。