映画『笑いのカイブツ』が、2024年1月5日(金)より公開される。主演は岡山天音、監督は滝本憲吾。
映画『笑いのカイブツ』の原作は、Web連載媒体「cakes」で連載され、書籍化された同名小説。“伝説のハガキ職人”ツチヤタカユキの類まれな半生を描いた作品で、もがきながらも「笑い」に人生を捧げる不器用すぎるツチヤと、その熱量に突き動かされていく人たちが描かれている。
そんな人間ドラマ『笑いのカイブツ』を、井筒和幸、中島哲也、廣木隆一など名だたる名匠のもとで助監督を務め、「ポイズンドーター・ホーリーマザー」、「サワコ ~それは、果てなき復讐」などのドラマの演出を手掛けてきた気鋭監督・滝本憲吾がメガホンを取り、映画化。
劇中のネタは原作者であるツチヤタカユキが提供したもので、⼤喜利のお題や回答、漫才のコントなど多数のネタを本人自ら書き下ろしている。ツチヤタカユキが提供した50本を超えるネタの中から、監督や制作陣がよりストーリーやキャラクター、世界観に合うものをピックアップして採用したという。
高校時代からテレビやラジオ番組へのネタ投稿を続け、"伝説のハガキ職人”だけにとどまらず、ケータイ⼤喜利「レジェンド」、ラジオの構成作家とその名を刻んできたツチヤの渾身のネタを至るところで堪能できそうだ。
主演は岡山天音が務め、仲野太賀、菅田将暉、松本穂香、片岡礼子、前原滉、板橋駿谷ら個性豊かなキャストが出演する。
ツチヤタカユキ…岡山天音
毎日気が狂うほどに“ネタ”を考えて過ごす、笑いに人生を捧げた男。念願叶ってお笑い劇場の小屋付き作家見習いになるが、愚直で不器用な性格によって他人には理解されず淘汰されてしまう。⾃暴⾃棄になりながらも「笑い」を諦め切れず、ホスト、カラオケ店員、コンビニ店員、皿洗い、配達員...…と苦手なバイトに挑戦しながら、ラジオ番組にネタを投稿する“ハガキ職⼈”に。次第に注⽬を集め、尊敬する芸⼈から声が掛かる。
西寺…仲野太賀
人気芸人ベーコンズの一人。ツチヤの才能を見出し、東京へと呼び寄せる。
ピンク…菅田将暉
全く異なる境遇ながらツチヤと意気投合するキーパーソン。笑いに猛進するツチヤを面白がり、気にかけていく。どことなくやさぐれた“治安悪い系”。
ミカコ…松本穂香
ツチヤが想いを寄せるヒロイン。ツチヤの努力を素直に尊敬する。
ツチヤのおかん…片岡礼子
不器用な息子を心配しながらも信じ続ける母親。