石黒正数の青春漫画「ネムルバカ」を実写化した映画『ネムルバカ』が、2025年春公開。乃木坂46の久保史緒里と平祐奈がW主演を務める。
原作の漫画「ネムルバカ」は、2008年に発売された1巻完結のコミックであり、石黒正数の傑作と呼ばれるロングセラー作品。実写映画化にあたり、『ベイビーわるきゅーれ』シリーズの阪元裕吾が監督を務め、「大学生」という不思議なひとときを過ごす若者たちの姿を描く。
物語の主人公は、大学の女子寮の同じ部屋に住む後輩・入巣柚実と先輩・鯨井ルカの2人だ。大学生たちの緩く何気ない日常を、笑いを交えながら描写。そして、夢を追う者と違う道を選ぶ者、友情と別れ、そして、自分らしさを見つけようと必死にもがく人たちの姿も描き、ぬるま湯に頭まで浸かったようでありながら当人にはそれなりに切実だったりもする、青春の日々を映し出していく。
主人公・入巣柚実…久保史緒里
大学の女子寮に住む。これといって打ち込むものがない学生。先輩の鯨井ルカとルームメイト。古本屋「古本MAX」でアルバイトをしている。
主人公・鯨井ルカ…平祐奈
バンド活動に打ち込む学生。「ピートモス」というバンドでギターボーカルを務めている。大学の女子寮にて、後輩の入巣柚実と同室で暮らす。
田口…綱啓永
柚実の同級生。先輩の鯨井ルカに惹かれている。
伊藤…樋口幸平
田口の友人。
仲崎…兎(ロングコートダディ)
柚実のバイト先である「古本MAX」の先輩。
バンド「ピートモス」のメンバー…儀間陽柄(the dadadadys)、長谷川大、高尾悠希
粳間(うるま)…吉沢悠
フリーの音楽プロデューサー。
荒比屋…伊能昌幸
レコード会社の「OTレコーズ」社員。粳間とともに行動している。
主人公である後輩・入巣柚実役を演じるのは、乃木坂46の3期生である久保史緒里。2023年の大河ドラマ「どうする家康」や劇団☆新感線の舞台「天號星」などにも出演し、2025年には『誰よりもつよく抱きしめて』の公開も控えているなど、様々な作品において活躍している。
一方、もう一人の主人公、先輩・鯨井ルカ役を演じた平祐奈は、是枝裕和の映画『奇跡』でデビューして以来、映画『恋は光』や『からかい上手の高木さん』といった話題作、NHK連続テレビ小説「おむすび」にも出演。『ネムルバカ』では鯨井ルカ役を演じるにあたり、人生初の金髪姿とギター演奏に挑戦している。
【作品詳細】
映画『ネムルバカ』
公開時期:2025年春
出演:久保史緒里、平祐奈、綱啓永、樋口幸平、兎、儀間陽柄、高尾悠希、長谷川大、志田こはく、伊能昌幸、山下徳久、水澤紳吾、吉沢悠
監督:阪元裕吾
原作:石黒正数「ネムルバカ」(徳間書店 COMICリュウ)