アルゼンチンの片田舎トレンケ・ラウケンで、ひとりの植物学者の女性ラウラが姿を消す。取り残された二人の男たち——恋人のラファエル、同僚のエセキエルは、彼女を追って町や平原をさまよう。彼女はなぜいなくなったのか。この土地には何が眠っているのか。映画が進むにつれ物語は予想のつかない多方向へと広がり、謎はさらなる謎を呼び、秘密は秘密として輝きはじめる。
映画『トレンケ・ラウケン』は、アルゼンチンの片田舎トレンケ・ラウケンを舞台にした、4時間超えのミステリー。突如姿を消した植物学者の女性ラウラを探す、2人の男を描く。ヴェネツィア国際映画祭やサン・セバスティアン国際映画祭など世界中の映画祭で上映されたほか、2023年にはフランスの映画批評誌「カイエ・デュ・シネマ」にて年間ベストテン第1位を獲得し話題を呼んだ。製作は、アルゼンチンの映画コレクティブ「エル・パンペロ・シネ」。