映画『ハウス・バウンド』が、2023年7月14日(金)に新宿シネマカリテにて公開される。
2014年に製作された映画『ハウス・バウンド』は、『M3GAN/ミーガン』で監督を務めたニュージーランド出身のジェラルド・ジョンストンによる長編初監督作品。公開当時は海外では高い評価を得ていたものの、長らく日本では上映の機会がなかった。しかし、『M3GAN/ミーガン』のヒットを機にジェラルド・ジョンストンによる作品が再注目され、幻の傑作として日本初公開に至った。
物語の主役は、ATM強盗で捕まった不良娘のカイリー。保護観察処分で母親と義父が暮らす実家で8か月間の自宅監禁という裁定が下り、足には逃亡防止のGPS装置が付けられるなど息苦しい反省生活を強いられていた。ある時、おしゃべりでウザイ母親がこの家には幽霊がいると言い出したことで、徐々にカイリー自身も怪奇現象に気付くことになる。
始めは不気味な囁き声や床の軋むような音を耳にする程度だったが、GPS装置が外れてしまうほど何かに足首を強く掴まれるなど、怪奇現象はエスカレート。装置が外れたことに気が付き駆け付けた警官のエイモスは、個人的に幽霊について調べることにし、幽霊を観測する自前の装置などを家に設置し始めるのだが……。
予測不可能でどのジャンルにも分けることができない、ユーモアとホラーが見事に融合した本作。ジェラルド・ジョンストンと同じくニュージーランド出身監督の先輩ピーター・ジャクソンも、「お見事!」とコメントするなど、絶賛が相次いだ作品となっている。
カイリー…モルガナ・オライリー
ATM強盗の罪で捕まった不良娘。幽霊屋敷にて8か月間の自宅監禁を強いられる。ウザイ母親の戯言だとして「幽霊がいる」という話を無視していたが、徐々にエスカレートする怪奇現象に翻弄されていく。
ミリアム(カイリーの母)…リマ・テ・ウィアタ
カイリーの母親。おしゃべりでウザイ母親だとカイリーに見られている。「この家には幽霊がいる」と言い出す。
エイモス…グレン=ポール・ワル
警官。幽霊について個人的に調べると言い出し、幽霊を観測する自前の装置などを家に設置する。
【作品詳細】
映画『ハウス・バウンド』
公開日:2023年7月14日(金)
公開場所:新宿シネマカリテ“カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション(R)2023”
監督・脚本:ジェラルド・ジョンストン
出演:モルガナ・オライリー、リマ・テ・ウィアタ、グレン=ポール・ワル、キャメロン・ローズ
字幕翻訳:柴田麻衣子
配給:「HOUSEBOUND」上映委員会
原題:HOUSEBOUND