SixTONES(ストーンズ)京本大我主演ミュージカル『シェルブールの雨傘』が2023年11月4日(土)から11月26日(日)まで東京・新橋演舞場で上演され、その後、大阪松竹座、広島文化学園HBG ホールで上演される。
1964年に公開された『シェルブールの雨傘』は、監督をジャック・ドゥミ、音楽を『ロシュフォールの恋人たち』や『華麗なる賭け』などの名曲を生み出した映画音楽界の巨匠ミシェル・ルグランが務めた映画。台詞も含めた全編が音楽のみで構成されたミュージカル映画で、第17回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した。
劇中で描かれているのは、アルジェリア戦争を時代背景にした恋の終わりの物語。自動車整備士の20歳のギイと17歳の少女ジュヌヴィエーヴという将来を誓い合った若い2人の恋が、戦争によって引き裂かれ、終わりへと向かう切ないラブストーリーが描かれている。
日本では1983年に舞台化され、これまでに様々なキャストで再演を重ねてきた。そんな名作『シェルブールの雨傘』が、新たなキャストと演出によって約10年ぶりに上演される。
主演を務めるのは、SixTONESの京本大我。音楽も担当したミュージカル『流星の音色』で、主演として確かな実力を発揮した京本が、恋のひと時とその終わりを描いた『シェルブールの雨傘』でギイ役を演じる。
<京本大我(SixTONES)コメント>
この度は『シェルブールの雨傘』に出演できること、大変光栄に思います。作品を拝見し、フランスらしさの詰まった色彩感覚、そしてミシェル・ルグラン氏による楽曲の上品さに非常に感銘を受けました。
大作への出演にプレッシャーも感じますが、この作品を令和の時代に上演する意味、そして僕が務めさせていただく意義を、稽古期間を通してよく考え、皆様に自信を持ってお届けすることをお約束します!
また、音楽でストーリーを紡いでいく形になると思うので、役を通して歌唱表現の幅も更に広げていきたいと思います。是非、劇場でお待ちしております。
共演は、宝塚歌劇団トップ娘役として活躍し、『シェルブールの雨傘』が退団後初めてのミュージカル出演となる朝月希和をはじめ、井上小百合、渡部豪太、春野寿美礼と豪華な顔ぶれ。演出は、元宝塚歌劇団演出部で、現在はミュージカルや音楽劇、レビュー、コンサートなど幅広いジャンルで演出を手掛ける荻田浩一が担当する。
ギイ…京本大我
病気の伯母・エリーズと共に暮らす20歳の自動車整備士。ジュヌヴィエーヴとは将来を誓い合う恋人同士。アルジェリア戦争への召集令状が届き戦地へ赴くことに……。
ジュヌヴィエーヴ…朝月希和
ギイの恋人。ギイが戦地に旅立った後のある日、妊娠に気付く。
マドレーヌ…井上小百合
ギイが不在の間も以前と変わらずに伯母エリーズを支えた女性。ジュヌヴィエーヴが結婚しパリへ移り住んだことを知り、自暴自棄になり酒に溺れるギイを励ます。後にギイと結婚し、子どもにも恵まれ、家族3人で仲良く暮らす。
カサール…渡部豪太
宝石商。お腹にギイとの子がいるのを承知でジュヌヴィエーヴに求婚する。その後、ジュヌヴィエーヴと共にパリで新生活をスタートすることに。
エムリ夫人…春野寿美礼
ジュヌヴィエーヴの母親で雨傘店の店主。ギイとジュヌヴィエーヴは未来の子どもの名前を話し合うほど、結婚に向けて強い想いを持っていたが、若すぎることを理由に2人の結婚に反対する。
舞台は1957年秋、アルジェリア戦争が続くフランスの港町シェルブール。病気の伯母・エリーズと共に暮らすギイは、雨傘店の店主エムリ夫人を母に持つジュヌヴィエーヴと将来を誓い合った恋人同士。しかしある日、ギイにアルジェリア戦争への召集令状が届き戦地へ赴くことに。2人は永遠の愛を誓い合ってシェルブール駅で別れる。
ギイが戦地に旅立った後のある日、妊娠に気付いたジュヌヴィエーヴは早速ギイに手紙を送る。ギイからは喜びの手紙が届くが、次第に届く手紙の数は減ってゆき、ジュヌヴィエーヴは不安を募らせていく。そんな中で知り合ったカサールが、お腹にギイとの子どもがいることを承知でジュヌヴィエーヴに求婚。エムリ夫人の勧めもあり、ジュヌヴィエーヴはカサールと一緒にパリで新生活を始めることに。
その2年後、足を負傷し除隊となったギイはシェルブールに戻り、かつての恋人に会うために雨傘店を訪れる。しかしそこで、ジュヌヴィエーヴが結婚しパリへ移り住んだことを知る。さらに伯母エリーズも亡くなり、悲嘆にくれるギイだったが、マドレーヌの励ましによって、ガソリンスタンド経営という長年の夢を叶える。
マドレーヌに求婚し、子どもにも恵まれて家族3人で仲良く暮らすギイ。そんな幸せな日々を過ごすあるクリスマスの夜、ギイの店に1台の車が給油のために訪れる。その運転席には、シェルブール駅で別れたジュヌヴィエーヴが座っていた……。
【詳細】
ミュージカル『シェルブールの雨傘』
演出・上演台本・訳詞:荻田浩一
脚本:ジャック・ドゥミ
音楽:ミシェル・ルグラン
出演:京本大我、朝月希和、井上小百合、渡部豪太、春野寿美礼
チケット発売日:2023年9月30日(土)10:00~
問い合わせ先:チケットホン松竹
TEL:0570-000-489
■東京公演
公演日程:2023年11月4日(土)~11月26日(日)
会場:新橋演舞場
住所:東京都中央区銀座6-18-2
チケット料金:1等席 14,000円、2等席 10,000円、3階A席 6,000円、3階B席 3,500円、桟敷席 15,000円
■大阪公演
公演日程:2023年12月3日(日)~12月10日(日)
会場:大阪松竹座
住所:大阪府大阪市中央区道頓堀1-9-19
チケット料金:S席 14,000円、A席 9,000円
■広島公演
公演日程:2023年12月14日(木)~12月16日(土)
会場:広島文化学園 HBG ホール
住所:広島県広島市中区加古町3-3
チケット料金:S席 14,000円、A席 9,000円