映画『ニューヨーク 冬物語』が2014年5月16(金)より、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほかにて公開される。
舞台は1916年と2014年のニューヨーク。人生に生きる価値なんてない、そう考え悪に手を染めていた主人公ピーターが、令嬢ベバリーと恋に落ちることから物語は始まる。しかし彼女が余命数カ月であることを知るピーター。願い叶わずベバリーを亡くし、その後彼は記憶を無くしながら、100年に渡り生き続けていく。
原作となったのは、現代アメリカ文学の最高傑作と言われるベストセラー小説「ウィンターズ・テイル」。監督・脚本を『ビューフティフル・マインド』の脚本でアカデミー賞を受賞したアキバ・ゴールズマンが務め、キャストにもコリン・ファレル、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、ラッセル・クロウなど、豪華俳優陣がそろった。
また『スター・ウォーズ エピソード7』に起用されることでも話題となっているマイケル・カプランによる衣装デザインにも注目が集まる。特徴的なのは、キャラクターに合わせた衣装選び。例えばコリン・ファレル扮するピーターは盗人なので、逃走するときに引っ掛けたり引きずったりしないために、ロングコートではなくダークカラーの軽装を。ジェシカ・ブラウン・フィンドレイが演じるベバリーは、病で熱が下がらないので、いつもヒラヒラした夏物を着ている。
ラッセル・クロウが演じた裏社会を支配するパーリーには、20世紀初頭のギャング風ファッションにならった衣装をチョイス。「パーリーの衣装をデザインするにあたって研究した人物のなかに(ダイヤ好きで知られたアメリカの投資家)ダイヤモンド・ジム・ブラディがいました。粋なブラディなら、ラッセルのスタイリングを考えるうえで参考になると思いました。ブラディが好んだのは高級素材、手縫いのシャツ、厚手のウール地のスーツとコート。一度着たコートは二度と着せませんでした」とカプランは衣装のこだわりについて語った。
そんな魅力あるファッションに彩られた、冬のニューヨークで繰り広げられる珠玉のドラマ。劇場ではロマンティックな気分と大きな感動が、じっくりと味わえそうだ。
【作品情報】
ニューヨーク 冬物語
監督・脚本:アキバ・ゴールズマン
出演:コリン・ファレル、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ、ジェニファー・コネリー、ラッセル・クロウ
2014年5月16日(金)、丸の内ピカデリー 新宿ピカデリー他ロードショー