東京駅日本橋口周辺の大規模再開発のうち「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」により、日本橋川沿いエリアに大規模複合施設を整備。2028年度から2031年度に竣工予定だ。
「八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業」は、東京駅日本橋口側に位置し、約9,260平方メートルの敷地に、延床面積約186,500平方メートルの大規模複合施設を建設する事業。東京建物、東京ガス不動産など4社が参加し、東京駅と日本橋をつなぎ、日本橋川交流拠点の象徴となる重層的な広場空間となることを目指す。
地上45階・地下5階、約233mの高さを誇る同施設は、様々な店舗が入る商業施設、宿泊施設、事務所などを備える。ニューヨークに拠点を構える建築デザイン事務所「ラグアルダ・ロウ アーキテクツ社(Laguarda.Low Architects)」が手掛ける低層部のデザインにも注目だ。
また、東京駅および日本橋駅間の歩道者ネットワークの確保のため、東京駅、地下鉄大手町駅と地下鉄日本橋駅を接続する地下通路の一部区間の整備、ならびに東京駅および地下鉄日本橋駅から日本橋川沿いへと向かう地上、地下、デッキレベルの歩行者ネットワークと縦動線を整備する。
なお、日本橋川沿いの連続的な水辺空間のにぎわい・交流空間を創出すべく、区道272号線および区道13号線を再整備予定だ。
【詳細】
八重洲一丁目北地区第一種市街地再開発事業
所在:東京都中央区八重洲一丁目1番他
用途:事務所・店舗・宿泊施設・駐車場等
敷地面積:全体 約9,260平方メートル、南街区 約7,560平方メートル、北街区 約1,700平方メートル
延床面積:全体 約186,500平方メートル、南街区 約185,500平方メートル、北街区 約1,000平方メートル
竣工予定時期:2028年度~2031年度
その他、東京・日本橋川沿いエリアでは、日本橋の新たなランドマークが誕生する「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」や新たな街づくり「グレーター日本橋」など、大規模な再開発が進んでいる。
日本橋川沿い再開発の第1弾、日本橋の新たなランドマークが誕生する「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」がスタート。本プロジェクトは、A~Cの3街区で構成され、C街区には、ホテルや商業ゾーンなど6つの用途を備える超高層ビルが誕生する。なお、全体竣工は2026年3月末を予定している。
2004年の「コレド(COREDO)日本橋」の開業を皮切りに、三井不動産によって推進されてきた「日本橋再生計画」。2014年から2019年にかけて、「コレド室町2」「コレド室町3」「日本橋室町三井タワー」「コレド室町テラス」といった大型ビル及び複合施設を順次開業。そして第3弾ステージの幕開けとして、「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」が始動する。