大阪・難波宮跡公園北部ブロックが再整備され、商業施設「なノにわ」やホテルなどが誕生。2025年3月28日(金)に開業する。
難波宮跡公園は、飛鳥時代から奈良時代に存在した宮殿である難波宮の遺構を守り続ける歴史公園。難波宮跡公園「みんなのにわ」プロジェクトによる「難波宮跡公園(北部ブロック)整備運営事業および難波宮跡(南部ブロック)管理運営事業」の一環として、北部ブロックを再整備する。
目指すのは、歴史公園と都市公園としての機能を持つ公園に生まれ変わること。まず国指定の史跡である「難波宮跡附法円坂遺跡」を保存活用し、未来へと継承するために歴史的な魅力を発信。前期・後期回廊の表示、後期内裏正殿の復元、各歴史遺構の解説板の設置などを行い、難波宮跡のイメージを体感できる空間に一新する。
次に都市公園として、大阪城を臨む芝生広場を整備。大阪都心に位置しながらにして、豊かな自然の中でゆったりとした時間を過ごすことのできる公園にリニューアルを図る。居心地がよく、利便性の高い街の“にわ”となることを目指す。
芝生広場に面した商業施設「なノにわ」は、公園一体型の商業施設となり、飲食・物販店舗など多彩な全13店舗がオープンする。開放的な店舗空間はもちろん、例えば飲食店のテラス席では遺構や芝生を眺めながらフードやドリンクを味わうことも可能だ。
「なノにわ」には、一息つきたい時の休憩にぴったりのカフェが充実。堀江や中崎町で人気を誇る、「旅」がテーマのコーヒー&スイーツ「オーエスエーコーヒーパークス(OSA COFFEE Parks)」では自家焙煎珈琲と自家製スイーツを提供する。
また、120種類以上のパンが並ぶベーカリーカフェ「サニーサイド(Sunny Side)」が大阪市内初出店を果たす他、リコッタパンケーキが人気のパンケーキカフェ「ミカサデコザパーク(MICASADECO THE PARK)」や、ランチから“夜パフェ”まで様々なシーンで訪れたいフルーツパフェ専門店のカフェ「パルフェ・ド・メリリー(PARFAIT de MERRILY)」などもオープンする。
また、ハンバーガー専門店「クラフトバーガー(Craft Burger co.)」やA5ランク和牛「坂元牛(宮崎牛)」を提供する焼肉店「浪華焼肉さぶろう」といったしっかり食事のできるレストランや、日本ワインやナチュラルワインが揃うワインレストラン「レインドロップ(RAINDROP)」、大阪市内で自家醸造したクラフトビールを味わえるビールスタンド「ビアー&プレイステーション(Beer & Play Station) ちるちる」など、個性豊かな店舗が勢揃い。
店舗によってテイクアウトメニューを用意しているところもあり、購入したフードやドリンクを公園で楽しむのもおすすめだ。
また、難波宮跡公園の東側で、大阪城公園と難波宮跡公園の間に位置し、大阪城や大阪都心部を一望できる立地には「パティーナ大阪」が誕生予定。カペラホテルグループの新しいライフスタイルブランドで、日本初進出となる。標準客室は、50㎡以上という十分な広さを誇り、バルコニー付きの客室を含む約220室を用意。加えて、非日常体験が叶うプールなどフィットネスエリア、大阪城や難波宮跡の景色を望むスカイロビーやレストラン、ビジネスシーンでも活躍するバンケットホールが備わる予定だ。
「難波宮跡公園(北部ブロック)整備運営事業および難波宮跡(南部ブロック)」
開業日:2025年3月28日(金)
所在地:大阪府大阪市中央区法円坂1丁目、馬場町および大手前4丁目地内
事業面積:約2.3ha
整備内容:遺構表示、芝生広場、商業施設、駐車場(96 台※有料)、駐輪場(95台※無料)
建物規模:1,817㎡(予定)、地上1階、4棟
※画像はイメージ。
■商業施設「なノにわ」
開業日:2025年3月28日(金)
営業時間:8:00~22:00
休館日:無し
※営業時間、休館日とも、各店舗により異なる場合あり
出店:オーエスエーコーヒーパークス、サニーサイド、コメナナイチゼロ(※710)ガーデン、レインドロップ、ザ ポート オンザグリーン、ビアー&プレイステーション ちるちる、クラフトバーガー、ミカサデコザパーク、浪華焼肉さぶろう、パルフェ・ド・メリリー、サルクグリーンカフェ、大起水産回転寿司、ダイバンコーヒー
■「パティーナホテルズ&リゾーツ」
開業時期:2025年春(予定)
所在地:大阪府大阪市中央区馬場町6番30号(地番)
客室:約220室
規模:地上20階、地下3階