辻村深月のベストセラー小説『傲慢と善良』が、藤ヶ谷太輔と奈緒のW主演で実写映画化。2024年9月27日(金)より全国公開される。
辻村深月原作の小説『傲慢と善良』は、マッチングアプリで出会い婚約した2人の行方を描く恋愛ミステリー。現代に生きる人々のリアルな恋愛観や価値観を反映した物語が多くの共感を呼び、2019年に単行本が発売された後、第7回ブクログ大賞を受賞。また、発行部数は90万部を突破し、“2023年最も売れた小説”として人気を集め続けている。
そんな『傲慢と善良』が、藤ヶ谷太輔と奈緒のW主演で実写映画化。マッチングアプリで出会い交際した真実との将来をなかなか決めない“傲慢”な西澤架を藤ヶ谷太輔が、親の敷いたレールの上を“善良”に生きてきた坂庭真実を奈緒が演じる。
2人は2020年のドラマ『やめるときも、すこやかなるときも』以来4年ぶり2度目の共演。現場では恋愛観から人生観に至るまで様々なことについて話し合い、互いの価値観を共有しながら撮影に臨んだという。
西澤架…藤ヶ谷太輔
30代になりマッチングアプリで出会った真実と交際するが、なかなか将来を決めないでいる。
坂庭真実…奈緒
親の敷いたレールの上を生きてきた。婚約直後、謎の失踪をとげる。
<藤ヶ谷太輔コメント>
映画化が決まる前から、「人生で1番好きな小説」に挙げていたほどこの作品が大好きでした。辻村さんは僕のこと知っているのかなって思えるぐらい、僕自身の物語のように思いました。「もし映画化するなら絶対に架を演じたい。叶わなければ一生後悔する。」と思い、原作の関係者の方へもアプローチしてご縁がつながり本作のオファーをいただきました。僕の俳優人生の中でも並々ならぬ想いで演じました。まだ気づいていない潜在的な感情に気づくことができ、自分の世界が広がるような作品です。恋愛面だけでなくミステリー要素も織り込まれているとても魅力的な作品です。
<奈緒 コメント>
辻村先生の作品に出演したいとずっと思っていたので今回夢が叶って嬉しいです!私自身いいところばかりの人間ではないのですが、昔から「いい子だよね」と善良に見られることも多いので真実とリンクしました。地方出身ならではの恋愛観や価値観にも共感できましたし、私自身 30 代目前となり人生の選択を考える時期になりましたので、様々な選択が描かれているこの作品に出会えて幸せです。藤ヶ谷さんや監督と結婚や恋愛の価値観についてとことん話し合いました。自分が好きになれなくて蓋をしたい気持ちを「傲慢と善良」という言葉が救ってくれるようなとても希望のある作品です。
監督は萩原健太郎。『東京喰種 トーキョーグール』や2024年8月に公開の『ブルーピリオド』など他の実写化映画でも監督と務めている。脚本はドラマ『最愛』や『彼女はキレイだった』などを手掛けた清水友佳子が担当する。
婚約者・坂庭真実が突然姿を消した。過去も嘘もすべて隠したままー。仕事も恋愛も順調だった架だったが長年つきあった彼女にフラれてしまい、マッチングアプリで婚活を始める。そこで出会った控えめで気の利く真実と付き合い始めるも 1 年たっても結婚まで踏み切れずにいたある日、ストーカーの存在を告白される。そんな矢先「架くん、助けて!」と恐怖に怯えた真実からの着信が。彼女を守らなければとようやく婚約した直後、真実が突然消えたー。居場所を探すうち明らかになっていく<知りたくなかった過去と嘘>、すべてをさらけ出した2人の“一生に一度の選択”とは?
【詳細】
映画『傲慢と善良』
公開日:2024年9月27日(金)
監督:萩原健太郎
脚本:清水友佳子
出演:藤ヶ谷太輔、奈緒
原作:辻村深月