展覧会「今森光彦 にっぽんの里山」が、東京都写真美術館にて、2024年6月20日(木)から9月29日(日)まで開催される。
今森光彦(いまもり みつひこ)は、自然と人の関わりを写真や映像、文章を通して伝えてきた、日本を代表する自然写真家だ。展覧会「今森光彦 にっぽんの里山」では、約20年にわたって日本全国を撮影してきた「里山」シリーズのなかから、未公開の写真作品・映像作品を含む約190点を紹介する。
1954年滋賀に生まれた今森は、自然と人の関わりを「里山」という視点から探る一方、世界各国を訪れ、熱帯雨林から砂漠まで幅広く撮影してきた。「里山」はもともと、人里と山のあいだに広がる農業環境を指す言葉として使われていたものの、今森はその意味を拡張し、人と生き物が住まう空間すべてを「里山」として捉えるようになったのであった。
本展で焦点を合わせる「里山」シリーズは、日本中の里山を取材するというテーマのもとで手がけられてきた、今森のライフワークだ。今森が30年以上にわたって撮影してきた琵琶湖周辺から始まり、約20年をかけて全国200か所を撮影してきた同シリーズには、自然と人が織りなす空間を鮮やかに浮かび上がらせている。
本展では、「里山」シリーズの集大成として、過去最大となる約190点を一挙公開。春夏秋冬の4章構成で、四季折々の生き物や風景、人々の暮らしを捉えた作品を紹介する。
展覧会「今森光彦 にっぽんの里山」
会期:2024年6月20日(木)~9月29日(日)
会場:東京都写真美術館 2階展示室
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内
開館時間:10:00~18:00(木・金曜日は20:00閉館)
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は開館し、翌平日に休館)
観覧料:一般 700円、学生 560円、中学生・高校生・65歳以上 350円
※小学生以下、都内在住・在学の中学生、障害者手帳の所持者および介護者(2名まで)は無料
※オンラインによる日時指定チケットを購入可
【問い合わせ先】
東京都写真美術館
TEL:03-3280-0099