また、『劇場版モノノ怪』三部作の第一章として2024年7月に公開された『劇場版モノノ怪 唐傘』が、2025年3月7日(金)より全国で特別上映。「劇場の環境だからこそ感じられるアトラクション的な映像や音の遊びを入れた」という監督・中村健治の言葉通り、唯一無二の映像表現、音楽、そして大奥に生きる女性たちの生き様を描いた、濃密な物語が魅力だ。『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』を見る前のおさらいとして、ぜひ劇場でチェックしてほしい。
モノノ怪・唐傘との壮絶な戦いから程なくして、再び大奥に現れた薬売り。その大奥内では、先の事件の余波で変化が生じていた。総取締役を歌山から引き継いだ大友ボタンが差配を振るう中、叩き上げの御中臈・フキとの間に亀裂が生じてしまう。さらに、天子の正室である御台所の幸子が産んだ赤子の後見人選定が進む中で、フキが“望まれぬ子”を身籠る。その結果、ボタンの父親である大友への忖度のため追い立てられた男たちの策謀がフキへと迫るのだった。
時を同じくして、突如として人が燃え上がり、消し炭と化す人体発火事件が連続して発生。モノノ怪の仕業とにらんだ薬売りは事態を収めようとするが、群れで行動し、神出鬼没の怪異に手を焼く。この怪異の正体は「火鼠」の子供たち。彼らは人を襲うと同時に母を探しているようだが、本体である火鼠の母親はなかなか姿を見せない。火鼠は何故、赤子を狙うものたちを襲うのか。薬売りはモノノ怪を斬るため三様【形・真・理】を突き止めるべく大奥に巣食う闇へと足を踏み入れていく。
【作品詳細】
『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』
公開日:2025年3月14日(金)
総監督:中村健治
監督:鈴木清崇
キャラクターデザイン:永田狐子
アニメーションキャラデザイン・総作画監督:高橋裕一
〈声の出演〉
出演:神谷浩史、日笠陽子、戸松遥、梶裕貴、細見大輔、黒沢ともよ、ゆかな、青木瑠璃子、芹澤優、茜屋日海夏、森なな子、入野自由、津田健次郎、種﨑敦美、チョー、堀内賢雄、楠見尚己、堀川りょう、榊原良子
■『劇場版モノノ怪 唐傘』 全国特別上映
公開日:3月7日(金)
※上映劇場は3月上旬より作品公式サイトにて発表。
※上映スケジュールは随時各劇場の公式サイトにて公開。