テレビアニメシリーズ「モノノ怪」のアニメ映画第3弾として、『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』が2026年春に公開される。

人気アニメ「モノノ怪」劇場版3部作の集大成

「モノノ怪」は、2006年に放送されたテレビアニメ「怪～ayakashi～」の1編「化猫」から派生したアニメ作品。2007年の放送から長く愛されてきた作品で、独創的な世界観と、和紙テクスチャで描かれる絵巻物のように絢爛豪華な映像世界が人気を集めている。主人公は、謎の男・薬売り。人の情念や怨念が取り憑いた“モノノ怪”が引き起こす怪異を、薬売りが「退魔の剣」によって斬り、鎮めていく物語だ。

劇場版アニメとしては、2024年に第1章の『劇場版モノノ怪 唐傘』が公開され、2025年3月14日(金)より2作目『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』が公開。『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』は1作目・2作目に続く3部作の集大成となる。なお、薬売り役の声優として、神谷浩史が本作においても続投している。

第一章、第二章に続き“大奥”が物語の舞台に

いずれも完全新作ストーリーで構成された『劇場版モノノ怪』シリーズでは、全章を通して“個人にとっての正解と集団全体の利益は必ずしも合致しない”という意味を持つ「合成の誤謬」をテーマとしている。

大奥を舞台に、新人女中のアサとカメの物語を描いた第一章『劇場版モノノ怪 唐傘』では、個を殺し集団に染まることを強いられる生き辛さを描き出した。また、『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』では、大奥の花形である御中臈のフキとボタンを通じて、権力の支配から抜け出し、自身の信念を貫こうとする女性たちの姿を映し出している。

来たる『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』においても、物語の舞台は大奥。どのようなストーリーになるのかはまだ明かされていないが、どうやら、第一章・第二章にも登場していながら多くを語られてこなかった謎の空間“地下祭壇”が重要な要素となっている模様で……？詳しくは続報を待ちたい。

薬売りが地下祭壇に佇むムビチケカード発売

なお、『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』の第1弾ムビチケカード型前売り券がさっそく3月14日(金)より販売を開始。地下祭壇の“祠”の前で「退魔の剣」を構える薬売りの姿を描いたビジュアルがあしらわれており、同じ絵柄のA4ビジュアルカードが特典として付いてくる。

【作品詳細】
『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』
公開時期：2026年春
総監督：中村健治
〈声優キャスト〉
出演：神谷浩史