ラリック(LALIQUE)は、“光の芸術家”として知られるアーティスト、ジェームズ・タレルとコラボレーション。香水やアートピースが、2024年8月7日(水)から29日(木)まで、伊勢丹新宿店にて展示・販売される。
店頭を飾るのは、ジェームズ・タレルとラリックが4年の歳月をかけて制作したコラボレーション作品。ジェームズ・タレルの光を操る芸術的なスタイルと創造性に、ラリックの職人技を掛け合わせた2つの香水瓶と香水、そしてアートパネルが揃う。
香水瓶は、エジプトやアジアで見られるストゥーパ(仏塔)からインスパイア。建築構造と光が重要な役割を果たす、モニュメントとしての佇まいがデザインの出発点となっている。
また、ゼイン・グレイによる西部劇「ユタの流れ者(Riders of the Purple Sage)」に登場するアメリカ西部の美しさを思わせる、光と色彩のバランスも特徴的だ。均一な厚さのクリスタルを用いて、手作業によって均質性と色の濃度を調整。光を封じこめつつも、わずかに色彩を輝かせるシンプルなデザインに仕上げている。
さらに、香水瓶だけでなく、香水そのものも制作。地平線と光、そしてアメリカ西部を彷彿させる2種の香りを展開する。上に向かって尖った造形の鋭利なボトルには、太陽が降り注ぐアメリカ西部の牧場をイメージした「レンジライダー」をイン。爽やかなセージで擦った皮や、スパイシーなペッパー、アンバー、シトラスが織りなす快活な香りを楽しめる。
一方、カーブがエレガントなドーム型ボトルの「パープルセージ」は、繊細さと力強さの狭間を行き来するような香りに。フルーティー、ムスキーな香調にはじまり、やがてハーバルなパープルセージや、フレッシュなマンダリン、グレープフルーツ、ルバーブのノートへと移り変わっていく。
加えて、パネル作品の「クリスタルライト」も登場。2013年にグッゲンハイム美術館で展示されたジェームズ・タレルのインスタレーション作品《Aten Reign》からインスピレーションを得た作品で、空間での表現と二次元的イメージの中間段階を表現している。
パネルの背後からスクリーンに投影することで、波打つような色彩が変化していき、まるで催眠術のような視覚効果を生み出しているのが特徴。色の配列が引き起こす“振動”による、去っては戻ってくるかのような光と色彩の躍動が、観る者を没入させていく。
【詳細】
ジェームズ・タレル&ラリック
期間:2024年8月7日(水)~8月29日(木)
場所:伊勢丹新宿店 本館5階=キッチンダイニング
住所:東京都新宿区新宿3-14-1
・レンジライダー 250ml/ 2,970,000円
・パープルセージ 250ml/ 2,970,000円
・クリスタルライト(H467×W388×D200mm) 12,650,000円
【問い合わせ先】
ラリック ジャパン
TEL:0120-505-220