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映画『バッドランズ』テレンス・マリックのデビュー作、殺人犯と恋人の”地獄の逃避行”を詩的な映像で描く

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『地獄の逃避行』として知られる映画『バッドランズ』が、2025年3月7日(金)より、新宿ピカデリーほかにて全国公開される。監督は、テレンス・マリック。

殺人犯と恋人の地獄の逃避行、詩情豊かな映像美を背景に描く

『バッドランズ』場面カット|写真1

映画『バッドランズ』は、1950年代末にアメリカ・ネブラスカ州とワイオミング州で発生した連続殺人事件をもとに誕生し、1973年に公開された作品。事件の犯人・キットとその恋人・ホリーに焦点を当て、自由気ままに暮らしながらも殺人を犯していくキットの姿が、ホリーの目を通して語られていく。2人のバイオレンスな逃避行を詩的で幻想的な雰囲気で描くロードムービーだ。

テレンス・マリックのデビュー作

『バッドランズ』場面カット|写真4

脚本・製作・監督を担当したのは『シン・レッド・ライン』のテレンス・マリック。『バッドランズ』は、1970年代当時、まだ無名だった彼のデビュー作。広大な自然、陽光や夕陽のシルエットを詩的、そして神秘的に捉えた映像美が際立っている。この特徴は、テレンス・マリックが次に手掛け、カンヌ国際映画祭の監督賞を受賞した『天国の日々』でも共通して見られる。

『地獄の逃避行』から『バッドランズ』へ

当時日本では劇場公開が見送られ、1980年5月にテレビの深夜映画枠で『地獄の逃避行』という邦題で初放映。以降、日本では『地獄の逃避行』というタイトルで知られてきた。そしてアメリカでの公開から半世紀以上経た2025年、原題そのままの『バッドランズ』として待望の劇場公開が実現する。

マーティン・シーンとシシー・スペイセクが出演

『バッドランズ』場面カット|写真5

殺人犯・キットを演じるのは、『地獄の黙示録』などで知られるマーティン・シーン。恋人ホリー役には、『キャリー』『歌え!ロレッタ愛のために』などに出演し、アカデミー主演女優賞やゴールデングローブ賞に度々ノミネートされている、シシー・スペイセクを起用した。

映画『バッドランズ』登場人物紹介

『バッドランズ』場面カット|写真3

主人公・キット…マーティン・シーン
ゴミ収集作業員の青年。恋人・ホリーの父を射殺してから、次々と人を殺していく。

『バッドランズ』場面カット|写真2

ホリー…シシー・スペイセク
キットの恋人。キットと共に指名手配され、警察に追われる。

ホリーの父…ウォーレン・オーツ
キットとホリーの交際を認めず、ホリーと駆け落ちしようと家に侵入したキットに射殺される。

映画『バッドランズ』あらすじ

舞台は1959年、サウスダコタ州の小さな町。15歳のホリーは学校では目立たないが、バトントワリングが得意な少女。ある日、彼女はゴミ収集作業員の青年・キットと出会い、次第に2人は恋に落ちる。しかし、ホリーの父は2人の交際を認めなかった。

キットはホリーと共に駆け落ちを決意し彼女の家に侵入するが、ホリーの父に見つかったことで射殺してしまう。これをきっかけに、2人の逃避行が始まった。ある時はツリーハウスで気ままに暮らし、またある時は大邸宅に押し入り、魔法の杖のように銃を振るって次々と人を殺していくキットの姿を、ホリーはただ見つめていた。

【作品詳細】
映画『バッドランズ』
公開日:2025年3月7日(金)
監督・脚本:テレンス・マリック
製作:テレンス・マリック
製作総指揮:エドワード・R・プレスマン
音楽作曲・指揮:ジョージ・ティプトン
出演:マーティン・シーン、シシー・スペイセク、ウォーレン・オーツ、ラモン・ビエリ
原題:BADLANDS

©︎2025 WBEI

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