©Iwan Baan, 2014
The Fondation Louis Vuitton
2014年10月27日(月)、現代アートの殿堂「フォンダシオン ルイ・ヴィトン(FONDATION LOUIS VUITTON)」がパリにオープン。開会式では、フランス共和国大統領フランソワ・オランドも列席し、同施設の開館を宣言した。
©Rindoff/Charriau
左から) フランク・ゲーリー、ベルナール・アルノー、フランソワ・オランド大統領
フランスの実業家ベルナール・アルノーがトロント出身の建築家フランク・ゲーリーに設計を依頼した「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」は、パリ・ブローニュの森にある、アクリマタシオン庭園の隣に位置。ここでは、あらゆるジャンルの芸術的なクリエイションを鑑賞することができる。空間の中心となるのは、「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」やベルナール・アルノーの所蔵品で構成されたパーマネントコレクション。また企画展が年2回行われるとともに、オーディトリアムでは音楽イベントも開催される。
また、このオープニングを祝して、2014年10月から2015年7月まで、3つの期間(ステージ)に分けてアーティスティック・プログラムが実施。各ステージごとに、企画展やパーマネントコレクションからの一部展示、また数々のイべントが予定されている。
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左) フォンダシオン ルイ・ヴィトン外観 右) ナタリー・デセーとアンリ・ドマルケットによるオペラコンサート
2014年10月から12月に開催される第一ステージでは、来場者を「Voyage of Creation(創造の旅)」へと誘う。これは、建築的な観点から見た本施設の素晴らしさを発見することにフォーカスしたものだ。例えばフランク・ゲーリーの設計による「フォンダシオン ルイ・ヴィトン」を建築的観点から捉えたエキシビションは、ヨーロッパ初となる彼の大規模な回顧展ともなり、ポンピドゥー・センターでも同時開催される。また、パーマネントコレクションから代表的な作品や、本施設の建築に関連して特注されたアイスランドの芸術家オラファー・エリアソンらによるコミッションアート作品も展示。
さらに施設内のオーディトリアムでは、音楽イベントを筆頭に様々なパフォーマンスを予定。10月28日(火)にはピアニスト、ラン・ランによるリサイタルや、11月6(木)から14日(金)までの期間は、エレクトロ・ミュージックのパイオニア的グループ、クラフトワークによる回顧コンサートが開催される。
【施設概要】
フォンダシオン ルイ・ヴィトン
オープン日:2014年10月27日(月)
開館時間:2014年10月27日(月)〜11月2日(日)、2014年12月20日(土)~2015年1月4日(日)
※毎日 10:00〜20:00(金曜日は23.00まで)
※11月3日(月)以降の開館時間:月・水・木・金曜日 12:00~19:00(金曜日は23:00まで)
※土・日曜日 11:00~20:00、毎週火曜日は休館。
※2014年12月25日(木)〜2015年1月1日(木)は休館。
アクセス :
住所:8 avenue du Mahatma Gandhi – Bois de Boulogne – 75116 Paris
メトロ:1号線「Les Sablons」駅 Fondation Louis Vuitton出口より
フォンダシオン バス:シャルル・ド・ゴール広場(Place Charles de Gaulle) / フリードラン大通り(avenue de Friedland)の突き当たりから15分間隔で運行
レンタサイクルヴェリブ(Vélib):フォンダシオン ルイ・ヴィトン前停車
バス:244番線、フォンダシオン前に停車(週末のみ)