サルヴァトーレ フェラガモ(Salvatore Ferragamo)が、フィレンツェ市と京都市の姉妹都市提携50周年を記念して、京都・二条城と将軍塚青龍殿でイベントを実施。併せて、二条城では2015年4月16日(木)から4月22日(水)まで、一般公開のエキシビション(特別展示)が行われる。
この展覧会は通常非公開の二条城・二の丸御殿台所(国指定重要文化財)を舞台に開催。会場では、初代デザイナーが手がけたシューズやアーカイブ作品の限定復刻版が展示された。加えて、アイコニックなシューズを18kのジュエリーペンダントコレクションとして精巧に再現した、フェラガモ・ジュエルズ「ミニチュア・プレツィオーゼ(Miniature Preziose)」も登場。
二条城・二の丸御殿台所の内壁は、1938年以来サルヴァトーレ フェラガモの本拠地となっているスピーニ・フェローニ宮殿のフレスコ壁画を模したデザイン。展示空間は、同ブランドとフィレンツェ市、そして京都市の繋がりを体感できる。
このシューズは、日本人女性が履く足袋に敬意を表し、サンダルの下から「キモ」と呼ばれるソックスを見せる斬新な発想から生まれた。
インソールの縁とウッドヒールはゴールドのキッドスキンで覆われており、ブラックサテンの「キモ」ソックスが付いている。このモデルは1951年にフィレンツェで開催された、初のイタリアンファッションショーで、エミリオ・シューベルトのコレクションに登場したシューズだ。
ストレッチの利いた錦織りのアンクルブーツ。このモデルはイタリア女優、ソフィア・ローレンのためにデザインされたシューズだ。
所蔵:Museo Salvatore Ferragamo
きめ細やかな光沢を持つキッド(山羊)スキンに覆われたFシェイプのヒールが特徴的。オリジナルモデルは1947年に制作された。
このFシェイプのヒールは、サルヴァトーレ・フェラガモが取得した、最も代表的な特許の一つと言われている。