映画『ローマに消えた男』が2015年11月14日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開されることが決定した。
本作は、失踪した大物政治家と、彼の替え玉として起用された双子の兄弟を描くミステリアスなヒューマンドラマだ。1人2役で驚異の演技力を魅せるのは、“イタリアの至宝”たる名優トニ・セルヴィッロ。「イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男」「ゴモラ」といった近年のイタリアを代表する傑作に相次いで主演し、アカデミー外国語映画賞受賞作「グレート・ビューティー/追憶のローマ」で披露した円熟のダンディズムも記憶に新しい。
また、本作は本国のアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で2冠に輝き、イタリアをはじめヨーロッパ各国で大ヒットしている。誰もが驚くであろう、セルヴィッロが演じる奇想天外な役柄と、人間の二面性や人生の光と影を体現してみせる力。とりわけセルヴィッロの凄みが凝縮されたラスト・シーンは、謎めいた余韻とともに、しばし観る者の脳裏に焼きつくに違いない。
■ストーリー
イタリア統一選挙が迫る中、支持率低迷に悩むイタリア最大の野党率いるエンリコ(トニ・セルヴィッロ)が、ある日突然ローマから失踪した。焦る腹心の部下アンドレアの窮地を救ったのは、エンリコの双子の兄弟ジョヴァンニ(トニ・セルヴィッロ)だった。エンリコの“替え玉”に起用されたジョヴァンニは、驚くほどの機知とユーモアに富んだ言葉を駆使し、たちまちメディアや大衆を魅了していく。一方、失踪したエンリコは、パリに住む元恋人のダニエルの元に身を寄せていた……。
【作品概要】
『ローマに消えた男』
公開日:2015年11月14日(土)より、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開
原作:ロベルト・アンドー
監督・脚本:ロベルト・アンドー
キャスト:トニ・セルヴィッロ、ヴァレリオ・マスタンドレア、ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ミケーラ・チェスコン、アンナ・ボナイウー
2013年/イタリア、フランス合作/94分/カラー/原題:Viva La libertà
©Bibi Film ©Rai Cinema