阪急電鉄は、神戸・三宮の神戸阪急ビル東館の建て替えを実施。リニューアルオープンは2021年春を目指している。
ビル内には、商業施設、オフィスのほか、阪急阪神ホテルズが展開する宿泊主体型ホテル「remm(レム)」が入居予定。神戸を訪れるビジネス客や旅行者のホテル需要に応える。
最上階となる29階に展望フロアを整備し、港街神戸の魅力ある景観を楽しめる空間を提供。4階から15階を占めるオフィスフロアの最上階には、神戸市が検討されている産学交流拠点も誘致する。
また、阪急神戸三宮駅東改札口付近を整備することで、乗り換えの利便性も向上させる。1階部分から2階部分にかけて設けている吹き抜け空間を拡大することで、改札外コンコースをより開放的にするという。
なお、外観は旧神戸阪急ビルのイメージを継承し、大きなアーチ状の窓と円筒形の立面を配する。
【概要】
神戸阪急ビル東館
住所:神戸市中央区加納町4丁目2番1号
敷地面積:約7,100平方メートル
容積率:700%、800%(2つの容積率にまたがる敷地)
延床面積:約28,500平方メートル
階数:地下3階、地上29階
高さ:約120m
主な用途:ホテル、オフィス、商業施設、駅施設等
構造:鉄骨造(地下部:鉄骨鉄筋コンクリート造)
■施設構成
・29階:展望フロア、レストラン
延床面積 約650平方メートル
・17階~28階:ホテル
延床面積 約7,800平方メートル
・4階~15階:オフィス
延床面積 約11,400平方メートル
・地下2階~3階:商業施設
延床面積 約5,300平方メートル
・地下2階~2階:駅コンコース、地下鉄への連絡通路、他
延床面積 約1,900平方メートル
・地下3階、16階:機械室
約1,450平方メートル