“ひつまぶし"発祥の店と言われる「あつた蓬莱軒(あつたほうらいけん)」は、名古屋市熱田区で料亭としてスタートした明治六年創業の老舗。最高級の備長炭で香ばしく焼き上げる職人技、明治より140年継ぎ足された秘伝の絶品タレは、創業時から守られてきたものだ。現在は、名古屋市に4店舗を構えている。
ひつまぶしを入れる器"おひつ"には誕生秘話がある。出前が多かった明治初期、出前の容器を回収する際に、よく空の丼が割れてしまっていたため、割れない木の器を考案。大きなおひつに数名分の鰻丼を入れて出前をする様になったという。
食べる側としては、大きな鰻ばかりを先に取ってしまい、いつもご飯が残ってしまいがちな鰻丼。そこで、鰻を細かく切ってご飯と混ぜて提供したところ、それが大ヒットに。ちなみに、おおきな"おひつ"で、鰻とご飯を"まぜる(まぶす)"。これが"ひつまぶし"の名前の由来と誕生の歴史だ。
「ひつまぶし」には、自分の好みに合わせて、全部で4通りの楽しみ方があるという。
1. 一膳目はそのまま鰻の味を食す
2. 二膳目は薬味をプラス
3. 三膳目はお茶漬けにする
4. 最後は一番気に入った食べ方で締める
ホテルニューオータニ(東京)では、 2018年10月13日(土)と14日(日)の2日間限定で、「あつた蓬莱軒」を招聘するフェアを開催する。本店の総料理長・武藤俊吾が実際に腕を振るい、本店と同じ味を提供する。
「あつた蓬莱軒」で“ひつまぶし”に続く名物こそ、“鰻巻き玉子”。玉子と合わせるダシの量が多いため、本店でも数名の調理人しか巻けないという、職人の技が光る一品だ。ふわとろの玉子焼きは箸で持つのもやっとの柔らかさで、玉子の中心に巻き込む鰻の蒲焼きの甘辛さが後を引くおいしさ。今回のフェアでは、本店より玉子焼き職人が来館し、この人気メニューを楽しめる。
あつた蓬莱軒 本店
住所:愛知県名古屋市熱田区神戸町503
TEL:052-671-8686
あつた蓬莱軒 神宮店
住所:愛知県名古屋市熱田区神宮2-10-26
TEL:052-682-5598
あつた蓬莱軒 松坂屋店
住所:愛知県名古屋市中区栄3-30-8
松坂屋名古屋店南館10F
TEL:052-264-3825
あつた蓬莱軒 松坂屋地下店
住所:愛知県名古屋市中区栄3-16-1
松坂屋名古屋店本館B1F(ごちそうパラダイス内)
TEL:052-264-3761
日程:2018年10月13日(土)、14日(日)
時間:ランチ 11:00~14:30 / ディナー 17:00~19:30 ※最終入場
※予約は各30分毎に定員30名。
場所:ホテルニューオータニ(東京) 宴会場「シリウス」「アリエス」(ガーデンコート 宴会場階)
住所:東京都千代田区紀尾井町4-1
料金:ニューオータニクラブ会員 8,000円 / 11,000円、一般 8,500円 / 11,500円
※料金はいずれも、 税金・サービス料別。
予約・問い合わせ先:03-3221-2857(KATO'S DINING & BAR直通 9:30~22:00)