「アジアのベストレストラン50」2024年版が決定。日本のレストランは2024年度のランキングにおいて、1位セザン(Sézanne)2位、フロリレージュ(Florilège)をはじめ上位50位のうち9つのレストランがランクインした。今回は選出されたレストランの中から、ランクインした日本のレストランをご紹介。
「アジアのベストレストラン50」は、食のアカデミー賞とも称される「世界のベストレストラン50」のアジア版。世界中の食通たちに、店舗を構えるその土地ならではの料理を紹介することを目的に、2013年にスタートした。アワード開催時には、シェフ、レストラン経営者、メディア、食品業界のVIPが、毎年一堂に会する大規模なイベントとなっている。
【対象投票地域】
バングラデシュ、ブータン、ブルネイ、カンボジア、中国、香港、インド、インドネシア、日本、韓国、ラオス、マカオ、マレーシア、モルディブ、ミクロネシア、ミャンマー、ナウル、ネパール、パキスタン、フィリピン、シンガポール、スリランカ、台湾、タイ、東ティモール、ベトナム
近年では、毎年の食のトレンドを反映するとして知られている。多くの飲食関係者が動向を気にするほか、アジアを旅する観光客にとっても、よきガイドとなっている。そして2024年3月26日(火)に「アジアのベストレストラン50」2024年版の授賞式が開催。1位、2位を日本が独占し、そのほか4店舗がトップ10に入るなど、快挙を成し遂げた。
本記事では、そんな「アジアのベストレストラン50」の2024年版の中から、ランクインした日本の店舗をピックアップ。シェフのこだわりや各店で提供されるメニューなどを紹介していく。
「セザン」は、東京・フォーシーズンズホテル丸の内 東京の中に店舗を構えるフランス料理レストラン。2021年7月に開業して以来、わずか1年半の間に「ミシュランガイド東京2023」にて2つ星を獲得した。
総料理長のダニエル・カルバートは、ロンドン、パリ、ニューヨーク、香港など、セレブリティにも人気な各地の2つ星・3つ星レストランでその腕を磨いてきた。
そんなダニエルが取り仕切る「セザン」では、大胆にして繊細、軽やかなフランス料理の数々を楽しめるのが魅力。季節の食材を活かし、卓越した調理技術で作るフレンチ料理、希少なシャンパンをはじめとする多様なドリンク、ペストリーシェフによるフランスの伝統的なデザートなどを堪能できる。
■2024年版「アジアのベストレストラン50」第1位
セザン
住所:東京都千代田区丸の内1-11-1 フォーシーズンズホテル丸の内 東京
営業時間:ランチ 12:00~13:30(最終入店)、ディナー 18:00~20:00(最終入店)
定休日:ランチ 水曜日~日曜日、ディナー 水曜日~土曜日
フレンチレストラン「フロリレージュ」。シェフの川手寛康は西麻布「ル ブルギニオン」やフランス・モンスペリエ「ジャルダン・デ・三須」などで研鑽を積み、2009年に南青山に「フロリレージュ」をオープン。オープンから9年後の2018年には、ミシュラン2つ星を獲得した。2023年9月には、東京・麻布台ヒルズに移転オープンしている。
「フロリレージュ」店内では、オリジナリティ溢れるフレンチ・ジャパニーズ料理を提供。誰もが知る野菜を想像もつかないような味わいに仕上げてくれる。
■2024年版「アジアのベストレストラン50」第2位
フロリレージュ
住所:東京都港区虎ノ門5-10-6 麻布台ヒルズ ガーデンプラザD 2F
営業時間:ランチ 12:00-12:30(L.O.)、ディナー 18:00-18:30(L.O.)
定休日:日曜日ディナー、月曜日全日、火曜日ランチ、そのほか不定休あり
リストの常連でもあり2022年のアワードでは第1位に輝いた「傳」は、東京の懐石料理の店。「笑顔がこぼれるような家庭料理」を目指し、店主の長谷川在佑により温かな日本料理が提供される。
■2024年版「アジアのベストレストラン50」第8位
傳
住所:東京都渋谷区神宮前2-3-18 建築家会館JIA館
営業時間:18:00~20:00
定休日:日曜日