フランス人アーティスト、ジャン=ミシェル オトニエル日本初の個展「ジャン=ミシェル オトニエル:マイ ウェイ」が東京・原美術館で2012年1月7日(土)~2012年3月11日(日)に開催される。
「涙(Lagrimas)」 2002 年 ガラス、水、テーブル 140 x 500 x 70 cm
© Jean-Michel Othoniel/Adagp, Paris 2011 Private Collection Photo by Guillaume Ziccarelli Courtesy of Galerie Perrotin, Paris
※展覧会「マイ ウェイ」出品作品
ジャン=ミシェル オトニエルは、フランス人現代アーティスト。特に、2000年にパリのメトロ駅・パレ ロワイヤル ミュゼ ド ルーブルのエントランスを飾った作品「夢遊病者のキオスク(Le Kiosque des Noctambules)」の発表以降、名実ともにフランスを代表するアーティストとして認められてきた。
今回は、パリのポンピドゥーセンターで開館以来の記録的人数を動員した彼の回顧展を、20世紀初頭に建造された旧個人邸宅を改装した原美術館の空間に合わせて再構成。硫黄や蜜蝋を用いた初期作品から、色鮮やかなムラーノガラス等で制作された最新の大型立体作品まで約60点を一挙公開し、その25年の歩みを一望する。
L’Île dans ma tête, 2010 Watercolor on paper
© Jean-Michel Othoniel/Adagp, Paris 2011
※オトニエルが今回のワークショップをイメージしたドローイング
「人々の生活に魔法をもたらしたい」という思いをもち、ロマンティックで幻想的な作品を作り続けるオトニエルの創作活動にフランスの高級子ども服ブランドBonpoint(ボンポワン)も共感し、ボンポワンジャポンが共催する子ども向けのワークショップ「ふしぎな現実(Le Réel Merveilleux)」も原美術館ザ・ホールにて同時に開催される。ピクトグラムとカメラを使ってオトニエルの作品を3D画像で楽しめ、画像の中にいるような不思議な感覚が味わえるほか、ぬり絵を通してドローイングの楽しさを学べる部屋も用意される。
ジュエリーの如く煌めく魅惑的なオトニエルの魔法の世界に、子どもたちだけではなく大人である私たちの心もきっと動かされるはず。
【アーティストプロフィール】
ジャン=ミシェル オトニエル
1964年、フランス、サン エティエンヌ生まれ。1980 年代より、硫黄、鉛、蜜蝋といった可変性の素材を使って制作。93年よりガラスを用い始める。装飾性と官能性が作品の特徴として挙げられ、カルティエ現代美術財団(2003年)、パリ装飾美術館(2007年)、ポンピドゥーセンター(2011年)などで個展を開催の他、ドクメンタIX(1992年)や光州ビエンナーレ(2000年)、イスタンブール ビエンナーレ(2007年)などの国際展でも活躍。日本では、1991年に原美術館の別館 ハラ ミュージアム アークにて開催された「Too French」展に参加、3週間の滞在制作を行った。また2006年には東京都現代美術館での「カルティエ現代美術財団コレクション展」にて紹介。現在はパリ在住、作品はパリのGalerie Perrotinにて紹介されている。
http://www.othoniel.fr
http://www.perrotin.com
【展覧会詳細】
ジャン=ミシェル オトニエル:マイ ウェイ
会場: 原美術館
住所: 〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-25
開催期間: 2012年1月7日(土)~2012年3月11日(日)
開館時間: 11:00am~5:00pm(水曜は8:00pmまで / 入館は閉館時刻の30分前まで)
休館日: 月曜日(祝日にあたる1月9日は開館)、1月10日(火)
入館料: 一般1,000円、大高生700円、小中生500円 / 原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料 / 20名以上の団体は1人100円引
【ワークショップ概要】
子ども向けワークショップ「ふしぎな現実」
会場:原美術館ザ・ホール
主催:ボンポワンジャポン株式会社、原美術館
キュレーション:ラボワット株式会社
参加費:無料(別途、原美術館入館料が必要)
* 開催期間、開館時間、休館日、入館料は展覧会に同じ
【問い合わせ先】
TEL: 03-3445-0651
原美術館公式HP: http://www.haramuseum.or.jp