3.1 フィリップ リム(3.1 Phillip Lim)の2018年春コレクションが発表された。今季は謎めいた画家の生活を探求したコレクションで、彼らの働いている一瞬を写し出した写真がインスピレーション源だ。
イメージしているのは、マルチタスクをこなし自分のアートに没頭しながらこの現代の社会を突き進んでいる画家だ。ジャケットやトップス、ボトムスはキャンバスとなり、絵の具のような模様が施されている。
タックインしたホワイトのエプロンや、ローデニムのセットアップは、本来は本物の画家たちが着るユニフォームとして実用的なワークウェアだ。現代の男性がワードローブに取り入れることが出来るよう、クリエイティブディレクターのフィリップ・リムがモダンでエレガンスなワードローブへと再構築した。
彼らが用いる絵の具のように鮮やかなブルーのブルゾンや、創作を通して出来上がったアートのようなフクロウの柄のシャツも登場。トートバッグに絵の具で文字を施したり、テーラードジャケットにも創作の行いやすいサンダルを合わせたりなど、自分自身でアートを創り出す人の姿に迫ったコレクションに仕上がっている。