アミ アレクサンドル マテュッシ(ami alexandre mattiussi)の2018年春夏コレクションが、フランス・パリで2017年6月22日(木)に発表された。
パリ市内、セーヌ川のほとりのピンク色の砂浜が今回の会場。連日35度を超える猛暑日が続くパリに、このために現れた幻想的なバカンスは、訪れた人たちの心を躍らせる。
会場からして、サーフやハワイアンを想像していたが、その予想とは裏腹にトラッドかつフォーマルなスタイルが多い。チェック柄のステンカラーコートやジャケット、それからスラックスに至るまで。ポップで鮮やかな色を混ぜながら、ビーチとは相いれないアイテムを続々と登場させる。
とはいえ、やはりリゾート気分を盛り上げるために必要なハワイアンモチーフは、今回必須のデザインだ。そのバリエーションは時を経て豊富になり、より一層大胆になっていった。アロハシャツ、ハイビスカス柄のセットアップなどが、トロピカルなカラーパレットで描かれている。
シティライクなものとリゾートのものが、ランウェイでは交互に現れたり、ドッキングされたり……。さらに、アミ アレクサンドル マテュッシらしいマルチな表現として、デニムやエナメル加工の素材、レザーを織り交ぜて、超ハイブリッドなビーチスタイルを提案している。