「古代アンデス文明展」を上野・国立科学博物館で開催。会期は、2017年10月21日(土)から2018年2月18日(日)まで。
《黄金製の神像》 モチェ文化(紀元200年頃から750/800年頃) ペルー文化省・国立博物館所蔵
「古代アンデス文明展」は、1994年から約20年にわたり全国22都市、53会場で開催され、400万人以上を動員したアンデス・プロジェクトの決定版だ。ナスカの広大な地上絵や、マチュピチュなど広範囲を統治したインカ帝国など、スペクタクルでユニークなアンデスの文化を約200点の作品で紹介する。
本展では、アンデス地域に人類が到達した先史時代から、16世紀にスペイン人がインカ帝国を滅ぼすまでの約1万5000年の間に、花開いた9つの文化を取り上げた。アンデスへの人類の到達や政治、社会の誕生など、現代からは想像を絶する歴史の神秘が垣間見えることだろう。
左)ナスカの地上絵(ペルー)
右)《首の切断をした人身御供を描いた鐙型注口土器》 チャビン文化(紀元前1300年頃から前500年頃) ペルー文化省・国立チャビン博物館所蔵
当時の原始的な宗教を象徴する黄金の仮面なども登場。黄金の美しい輝きにうっとりとさせられると同時に、そのスピリチュアルな魔力には、ドキッとさせられる。さらには、まるでたった今息を引き取ったような緊張感を持ったチリバヤ文化のミイラや土器なども展示する。
さらに、会期中の2018年1月21日(日)には、アルパカの撮影会と、ケーナ奏者・瀬木貴将のスペシャルライブを開催。南米ペルーやボリビアに生息するアルパカは、そのもこもこの毛並みと愛らしい表情で日本でも大人気の動物だ。今回は1日限定でアルパカが国立科学博物館に登場し、撮影会が行われる。
【詳細】
「古代アンデス文明展」
会期:2017年10月21日(土)〜2018年2月18日(日)
会場:国立科学博物館
住所:東京都台東区上野公園7-20
休館日:毎週月曜日、12月28日(木)~1月1日(月)、1月9日(火)
※月曜日が祝日の場合は火曜日。ただし1月8日(月)、2月12日(月)は開館。
開館時間:9:00〜17:00 (金曜日・土曜日は20:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
入場料:
・前売料金 一般・大学生 1,400円 / 小・中・高校生 500円 (8月1日(火)〜10月21日(金)販売)
・当日料金 一般・大学生 1,600円 / 小・中・高校生 600円
※全て税込み
※未就学児は入場無料
※障害者手帳の提示で、介護者1名を含め無料
※会期中1名様1回限り有効
※本券の変更、払戻、再発行は不可。
※本券での本展覧会の観覧で、同日に限り常設展も観覧可能。
■アルパカ写真撮影会&サンポーニャ&ケーナ奏者 瀬木貴将スペシャルライブ
開催日:2017年1月21日(日)
※参加無料。
※撮影会参加には古代アンデス文明展の半券が必要。
※整理券は10時より国立科学博物館の中庭で配布。
※定員になりしだい配布は終了 (1組につき1枚、グループ参加可)
【問い合わせ先】
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)