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映画『3D彼女 リアルガール』中条あやみ&佐野勇斗にインタビュー、リア充美少女×オタク高校生

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『3D彼女 リアルガール』が実写映画化。2018年9月14日(金)に公開される。『3D彼女 リアルガール』は那波マオ原作で「月刊デザート」に連載され、累計発行部数100万部を突破した人気コミック。リア充美少女とオタク高校生のラブストーリーだ。

中条あやみ×佐野勇斗

中条あやみ, 佐野勇斗 インタビュー|写真26

主人公・五十嵐色葉(いろは)に中条あやみ

五十嵐色葉は、派手でツンツンしていて男グセの悪いリア充完璧超絶美少女。マイペースでどんどん周りを巻き込んでいく。プール掃除を一緒にやることになり、なぜか筒井に急接近。突然の告白する。色葉を演じる中条あやみは、女優としてはもちろん、シャネル(CHANEL)をはじめモデルとしても活躍中。

オタク高校生”つっつん”こと筒井光役に佐野勇斗

筒井光は、リア充とは程遠く、アニメやゲームのバーチャル(2D)な世界に夢中。校内では「キモい」「ネクラ」とささやかれる存在。アニメのヒロイン・魔法少女に支えられながら何とか生きてきた。理解者はオタク仲間で親友・ネコ耳の伊東。”つっつん”を演じる佐野勇斗は、ここ最近では『ミックス。』『ちはやふる -結び-』などに出演して活躍。

中条あやみ&佐野勇斗にインタビュー

中条あやみ, 佐野勇斗 インタビュー|写真1

映画の公開に先駆け、中条あやみと佐野勇斗にインタビューを実施。2人のユーモア溢れる回答に、芸能活動に対するチャレンジングな姿勢を垣間見ることができた。

役を任された時の率直な気持ちを教えてください。

中条:こんなに可愛い子を、私が演じられるのかな?と少し不安でした。私が演じた色葉は、リア充で、超絶美少女という設定。原作を読ませていただいたら、スタイルも抜群で、目の大きさなんて顔の半分くらいあるんですよ!こんな可愛い子ずるいな、勘弁してほしい…って思いました(笑)。

佐野:僕はマネージャーさんから”オタク役”と聞いた時、思わず「マジっすか!?」と叫んでしまいました(笑)。でも、その後すぐに原作を読み、つっつんの気持ちに共感できるところが多かったので、早く演じたい!と楽しみになりました。つっつんと僕は、似ているところが多いんです。

中条あやみ, 佐野勇斗 インタビュー|写真22

どんな部分が似ていると感じたのですか?

佐野:一番似ているのは、家族や友達を大切にするところ。僕も家族や友達のことが大好きなので、つっつんの気持ちがよく分かりました。オタク的な要素も、漫画やアニメは好きなので共感できる部分がありました。ワンピースやドラゴンボールなど、王道にはなってしまうんですが(笑)あと、女性に対して奥手なところも(笑)。僕は積極的に人とコミュニケーションを取りたい人好きな性格なのに、”人見知りな”女性と話す時は緊張してしまうんです。

中条さんは色葉と似ていると感じた部分はありましたか?

中条:男たらしなところ…というのは冗談で(笑)人のことを外見ではなくて、中身やパーソナリティーで判断するところ。色葉は学校でのヒエラルキーを気にせず、”底辺”と呼ばれているつっつんに対しても他の人と同様に接し、だんだん彼の人柄に惹かれていきます。私もそういう風に一緒に居たい人を決めているので、共感できました。

あとは、恋に不器用なところ。「好き」という言葉や、嫉妬している気持ちを、色葉は我慢して言わないんです。そういう一番大事なことが恥ずかしくて言えなくて、つっつんとすれちがってしまう不器用なところは似ています。

中条あやみ, 佐野勇斗 インタビュー|写真20

演じてみて難しいと感じた点はありましたか?

中条:セリフが少ない役だったので、言葉を使わず、ビジュアルで色葉の可愛さを伝えることに苦労しました。今までの作品では演じることに一生懸命で、カメラ写りまで気にしていなかったのですが、今回はいかに可愛くカメラに写れるかもとても意識して。モデルとしての経験が役立った瞬間でした。

佐野:僕は、セリフをなめらかに言い切るということが難しかった…。ぽーちゃん(中条)とは真逆で、セリフがとても多く、しかもものすごい早口で言わなくてはならなかったんです。オタク用語もたくさんあったので、いままで出演した作品の中で一番台本を読み込みました。滑舌は、今回の作品で成長したことの1つかも(笑)。

あと、泣くのをこらえるのが難しかった。泣いてはいけないシーンがあったのですが、感情的になりすぎて、大泣きしてしまって(笑)。普段、歌やダンスのライブパフォーマンスをしていることもあって、オーバーな演技の方が得意なんです。監督に「やりすぎ!」と怒られることの方が多かったくらい(笑)。そんな風に上手くいかない時は、僕より演技経験が豊富なぽーちゃんにアドバイスをもらったこともありました。

中条:そんなこともあったね!セリフの多い勇斗をサポートできたらいいなという想いは初めの頃からありました。

中条あやみ, 佐野勇斗 インタビュー|写真2

現場でお二人は良くコミュニケーションを取っていたのですか?

中条:はい。撮影中は本当に仲良く話していました。話してみると、爽やかな好青年で、末っ子キャラという感じ。天真爛漫で、すぐに仲良くなれました。

佐野:実は、会う前はぽーちゃんとは絶対仲良くなれないと思っていました。この人まさに僕が苦手な“人見知り”系女子っぽいと思っていたから(笑)。でも、話してみたら親戚のお姉さんみたいで、すごく親しくしてくれました。

中条:確かに今回の現場では少しお姉ちゃん感がでてきたのかも。いままでの現場では、みんなについていきます!という感じで自分のことに精一杯だったのですが。冷静に、客観的な視点で周囲を見ることができたのは、この現場で成長できたことの1つだと思います。

中条あやみ, 佐野勇斗 インタビュー|写真9

お二人は役者以外にも、マルチな芸能活動をしていますよね。役者以外の仕事は、自分にとってどんな存在ですか?

中条:私にとってモデルはホーム。最初に始めた仕事なので、モデルの活動はホームに帰るような感覚でやっています。そんな安心できる面がある一方で、責任も感じていて。CanCamの専属モデルや東京ガールズコレクションのランウェイ、シャネルのアンバサダーなど、様々なことに挑戦させてもらっているからには、いろんなことをやる意味を持たせたいなと思っています。例えば、CanCamでモデルをしつつ、シャネルのアンバサダーを務めることで、若い人にもシャネルのことを身近に思ってもらえるという風に。

佐野:M!LKの活動でやらせてもらっている歌やダンスは、生でお客さんと触れ合えることが一番の魅力です。その場の空気まで共有できるライブ感が大好きなんです。

役者は、自分にとってどんな仕事ですか?

中条:モデルから仕事を始めたということもあり、女優業は私にとっては挑戦の場所。役を通して、いろんな人の考え方や人生に触れることで、自分自身が豊かになれることが魅力です。

佐野:僕にとっても、俳優は、経験したことのない他人の人生を歩めることが魅力です。1つの役を演じることで、自分1人の人生を生きるよりも、格段に成長できると思っています。

中条あやみ, 佐野勇斗 インタビュー|写真4

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